『タルカス – クラシック meets ロック』 – 吉松隆 雑感レビュー

タルカス~クラシック meets ロック

>> タルカス – クラシック meets ロック
>> 吉松隆
>> 2010年7月21日リリース
>> レーベル: 日本コロムビア

スポンサード リンク

プログレッシブロックの中で一番好きな曲はと聞かれたら?
diceは迷わずこう答えます。

エマーソン,レイク&パーマーの『タルカス』と。
(あと、僅差でキングクリムゾンの『スターレス』も大好きです)

そもそもプログレを聞き始めたキッカケは自分の大好きなバンドFENCE OF DEFENSEのプログレを語るインタビュー映像だったりします。

そこで手始めに手を出したのがこの『タルカス』
ジャケットのアルマジロ戦車が印象的なのと、やはりジョジョファンが洋楽を聞き始めるのって大体スタンド名やキャラクターの名前が先行してますよねw

出だしからあの怒涛の10/8拍子!アレを聞いただけで大好きになりました。
何でしょう?なんか血が騒ぐんですよこの曲を聞くとッ!本能に訴えてくるというか・・・。
オリジナルは約21分もある長~い曲(プログレではよくあります)なんですがついつい繰り返し聴いてしまう。

1~2年前に偶然このアルバムをAmazonで見かけました。まずこのジャケットには衝撃でした。あの『タルカス』のジャケットを粘土だかで造形して立体化して実写化いるんですから(--;)
とはいえ、「ちょっと手を出すのが怖いなぁと思い」衝動買いはしませんでした。
得てして自分の好きな曲のアレンジバージョンってのは受け付けないって事がよくある。だから買うのは見合わせていました。

そして一昨年の暮れ(2011年末)のことです、
TVからNHKで次の大河の予告が流れてきました。まぁその時は「松山ケンイチかぁ」位で一生懸命見る気はなかったんですが・・・、
その時です、いきなり、あの血の騒ぐどっかで聞き覚えのある曲がBGMでかかり始めたんですよッ!
あの時の体の細胞がみな反応する感覚は今でも覚えてます、「まさか!?」と思ったときに映像は終わってました。
その後速攻でネットで確認したらやはりタルカスっっ!しかも音楽は吉松隆氏っっ!!

というわけであのアルバムは買っても失敗はしないかもと思いつつ、しばらく時は経ったんだけど最近思い出し購入したわけです。

雑感

このアルバムのインパクトはやはりジャケットでしょう!
大本のEL&Pのジャケットとこのアルバムのジャケットを並べて比較

Tarkusタルカス~クラシック meets ロック

タルカス 《オーケストラ版》

(キース・エマーソン&グレッグ・レイク/ 吉松隆:編曲) [世界初演]

M1: 噴火

M2: ストーンズ・オブ・イヤーズ

M3: アイコノクラスト

M4: ミサ聖祭

M5: マンティコア

M6: 戦場

M7: アクアタルカス

NHK大河でかかってるアレです!
大河のサントラには当初入ってなかったようで抗議の問い合わせが殺到したようでvol2にはちゃんとおさまってるらしいです。
大河で聴いてる部分だけ聞きたいんであればサントラ買った方がいいかも?

オリジナル版を聴いた上での感想は、
オーケストラでなんか壮大になったかどうか微妙ですが映画音楽っぽい感じで、まぁ悪くはないです。
得てしてオーケストラ版になると壮大な感じになる傾向があると思うんですが、
元のタルカス自体がそもそも壮大なんで、格段に壮大になった感はありません。
それを期待してはいけません。
というかあらためてオリジナルは凄いなぁと言うのを再確認できます。
やはりキースエマーソンの怒涛のキーボードの迫力には負けます。

このアルバムの楽しみ方は「別の楽器でタルカスを演奏したらこうなった」って感じで聴くといいかもしれません。
とはいえ、演奏自体のできはいいと思います、タルカス好きなら聞いてもいいと思います。吉松隆氏のタルカス愛が感じられます。

BUGAKU

(黛敏郎)

M8: 第1部 Lento

M9: 第2部 Moderato

タルカス目的で買ったんで、クラシック通でもないんでレビューは割愛します。

アメリカ Remix ~弦楽四重奏曲「アメリカ」によるピアノとオーケストラのための~

M10: 第1楽章 Allegro ma non troppo

M11: 第2楽章 Lento

M12: 第3楽章 Molto vivace

M13: 第4楽章 Vivace

タルカス目的で買ったんで、クラシック通でもないんでレビューは割愛します。

アトム・ハーツ・クラブ組曲第1番 op.70b

M14: 第1楽章 Allegro molto

M15: 第2楽章 Andante

M16: 第3楽章 Scherzo: Allegro scherzando

M17: 第4楽章 Finale: Allegro molto

第1楽章はすごいタルカス的な曲
恥ずかしながらピンク・フロイドの『アトムハートマザー(原子心母)』はまだ聴いたことないんで似てるんだかどうかはわかりません。あの牛さんのジャケットはインパクトあって凄く気にはなってるんですが・・・。(ちなみに深キョンの曲に同じタイトルの曲があるのは知らなかった。プロデューサーはプログレ好きと見た。)
この組曲はいいなぁと思った。コレは収穫!!

総評

★★☆☆☆【2.8/5.0 悪くない】
査定基準はコチラから

まぁ、クラシックなどオーケストラ音楽を聴かないdiceがレビューするのもなんだが、とりあえずタルカスはオリジナルのがいいというのは言うまでもないがタルカスファンなら一度聞いてみた方がいいと思う。

それよりもアトム・ハーツ・クラブ組曲はいいなと思う。



iTunes Store(Japan)


HMVジャパン

コメント

Facebookコメント

※コメントしたけど表示されてない方へ

パーマリンクを変えてしまったおかげで表示されなくなってしまいました。
折角コメントいただいたのにスイマセンm(__)m
パーマリンク変更しても何とか表示できる方法を現在模索中です。

“Facebookコメント”じゃないコメントを残す

このコメント欄は一時的に且つ試験的に復活させ実装させています。スパムが増加すると廃止します。なのでできるだけFacebookのコメントでコメントをお願いします。m(__)m
なお、メールアドレスは公開されることはありません。