『幕の内ISM』 – パスピエ 雑感レビュー

幕の内ISM (初回限定盤) (DVD付)

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ざっくりパスピエ紹介

パスピエ
Vocal : 大胡田なつき
Keyboard : 成田ハネダ
Guitar : 三澤勝洸
Bass:露崎義邦
Drums:やおたくや

2009年に成田ハネダ(key)を中心に結成。
バンド名はフランスの音楽家ドビュッシーの楽曲が由来。
卓越した音楽理論とテクニック、
70s~00sまであらゆる時代の音楽を同時に咀嚼するポップセンス、
ボーカルの大胡田なつきによるMusic Clipやアートワークが話題に。
11年に1st ミニアルバム「わたし開花したわ」リリース
13年6月12日にメジャー1stフルアルバム「演出家出演」を発表。
14年6月18日に2ndフル・アルバム「幕の内ISM」をリリース。11月から全国ツアー 「幕の外ISM」をスタートさせる。
http://passepied.info/
出典: BIOGRAPHY|パスピエ オフィシャルサイト|Passepied official website

現在、diceイチオシ!
注目の日本のアーティスト!
ボーカルの声さえ気に入れば自信持ってオススメしてます!!

パスピエのアルバムといえば回文なんだが

1st


『わたし開花したわ』
わたしかいかしたわ
(ひらがなで回文)

2nd


『ONOMIMONO』
おのみもの
(アルファベットで回文)

3rd


『演出家出演』
えんしゅつかしゅつえん
(漢字で回文)

さて、今回の 4th


『幕の内ISM』
まくのうちいずむ
MAKUNOUCHIISM

ふぁ!?

今回のタイトルは回文じゃないですね・・・。
どうやら、ネタが付きたもよう。
実は楽しみでもあったんで、少々ガッカリだったりもします・・・、
ってか、曲で勝負ですね!!

まぁ
インディー時代の『ブンシンノジュツ』は回文じゃないっすからね。

またまたパッケージ、気合入ってる!

相変わらずパッケージに気合が入ってて良い!
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緑のケースから赤い本体が出てきました。
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普通にデジパックかなぁ・・・、
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ん!?なんか様子が違うなぁ色々折りたたまれてないか?
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おお!まるで飛び出す絵本的!
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部屋の中も・・・、
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シッカリ描かれて凝ってますね!
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さて、中身。
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アナログレコード盤を彷彿とさせる!
それより描き下ろしてるイラスト多いなぁ!大胡田なつきの大正ロマン的なタッチのイラストは好きなんで嬉しいね。
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アルバム音楽CDは「幕の内」で、オマケライブDVDは「幕の外」なんだね!
そして円盤はこんな感じ
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歌詞カードは飛び出す絵本とかじゃなく普通なんだけど、1ページ1ページ彼女のイラストが描き下ろされております。
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こういうのは嬉しいですねダウンロードとかじゃなく買った甲斐があります。

dice的には楽曲のデータダウンロード販売ってあんまり好きじゃない。
でも、ジャケットとかパッケージがやる気ないんならダウンロードでいいかなって感じになるよね。

スマホや音楽プレイヤーでダウンロードで音楽を手に入れるのが定着した今の時代、
音楽の物販が生き残るには特典DVDもいいが、こういう凝ったパッケージデザインで付加価値をつけた商品がもっと沢山出てきたらうれしいし楽しいね!

さて、早速楽曲をザックリレビューしていきます!!

雑感

M1: YES / NO


アップテンポ
軽快な出だしでアルバムトップバッターにふさわしいイントロ!!

サビはありがちなアップテンポで畳み掛けると思ったら・・・、
畳み・・、
畳み・・・、
掛けない!!
畳み掛けないのかよっ!一本取られたよ!!
リフレインで語りかけるようなサビでかなり印象的です!
斬新というかコントラストのある頭に残る曲。

ミュージッククリップはどうやらデジハリが絡んでるようだね。

デジタルハリウッド大学産学官共同プログラム
デジタルハリウッド大学では、2014年6月18日(水)に発売となる「パスピエ」2ndフル・アルバム『幕の内ISM』に収録されている「YES/NO」のプロモーションビデオ制作を、産学官共同プログラムとして映像制作演習の授業にて実施。今回は、ディレクションズが開発したiPhone用の立体映像装置”パームトップシアター”を利用した映像制作を行いました。
今回は、クリエイティブ•プロダクション GROUNDRIDDIM / Producerでありデジタルハリウッド大学の教員である高野良和氏のもと「映像制作演習Ⅲ」の授業履修者27名が5チームに分かれ、4月下旬~6月上旬にかけて映像を制作しました。
出典: ▶ パスピエ「YES/NO」Music Video – 最優秀作品 – YouTube

パームトップシアター使ってるね!
実はdiceは随分前に注文して家に既に届いてるけどまだ未開封だったりします。
これ観たおかげで思い出しましたわ。いつかdiceも挑戦予定です!

M2: トーキョーシティ・アンダーグラウンド


Aメロはなんか前衛的実験的な感じでノリノリとは程遠い感じなんだが・・・、
Bメロで助走して・・・、
サビは軽快アップテンポで疾走感あるポップ!!

M3: 七色の少年

綺麗なColdplay的なピアノリフから始まる。
ミドル~アップテンポの軽快なピアノロック。
爽やか綺麗なポップなナンバー。
ききやすい、オススメ!!

M4: あの青と青と青

パスピエ的なオリエンタル風味な楽曲。
トラックメイクが色々やってて聴いてて耳が楽しい曲。
Aメロの無機質なベースラインが印象的だったり、
ドラムがにぎやか、シンセの入り方だとか・・・。

M5: ノルマンディー

なんか歌謡曲的で哀愁漂う出だしw
ミドルテンポでこれもパスピエ的独自の世界が出てる楽曲。
ベース・ギター・ドラムの絡みが素敵な楽曲。
まさにパスピエ式歌謡曲!

個人的に結構好きです
「ノルマンディぃ~ ノルマンディぃ~ あ~ぁ」って
口癖になりそうな中毒性を秘める曲です。

M6: 世紀末ガール

このアルバムで一番ハードな曲。
ドラムが荒ぶってて、ピアノが跳ねてて、
アップテンポノリノリピアノロックナンバー!

と思ったらギターソローもあるのか!
バラエティーに富んでます。

M7: とおりゃんせ


ギターのディレイサウンドとキラキラしたシンセサウンドがとても幻想的。
サウンドメイクが秀逸!

Aメロは重心の低いリズムがアがります!
とってもポップでパスピエ流メジャーポップスロックキラーチューン!

M8: MATATABISTEP


太いシンセ音で始まるからEDMとかハウス路線か!?
と思うがそうではなかったw
ノリノリ、軽快ロックナンバーなんだがいつもと毛色が違う。
これはまさにパスピエ流ダンスミュージック!!
パスピエ新機軸な楽曲です。

M9: アジアン

ベースサウンドが大きめで重心低い力強いアップテンポなナンバー。
タイトルは「アジアン」だけどパスピエ的アジアンな感じがない。
敢えて外したんだろうね。
色々な表情を魅せてくれるパスピエってやっぱいいなぁ

M10: 誰?

ミドルテンポ
このアルバムで一番前衛的な曲かな。
このアルバムは全体的にアップテンポで軽快なんですが、前曲に続きこの曲も重心低め。
ハードで重たいリズム。こっちはベースというよりドラムで重たさを出してるね、フロアタムとか使ったリズムだし。

途中、なんかドラマチックな展開がなんかクイーンのボヘミアンラプソディーを思い出させられる。

M11: わすれもの

アルバムラストに向かってありがちなスローテンポなバラード曲か・・・、

あれBメロはリズムが走り出してきたぞ?
サビは軽快な路線か!?

サビはまさかの8/6ッッ!
変拍子 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

いいなぁ、
こういう展開の曲好きなんだよね!そして作りたいんだよね個人的に。

M12: 瞑想

アルバムラストはスローテンポじゃないね。タイトルから
イントロに疾走感あり。

しかし、Aメロはゆったりした感じでミドルテンポなバラード的。
ミドル~アップテンポで疾走感に緩急がある曲で穏やかな曲・・・、
なんだけど「静かにドラマチック」といった方がいいな。

総評

★★★★★【4.8/5.0 AAAランク、最高評価】

このブログの批評の評価基準について

全体的にアップテンポでかなりノれるアルバムです。
テンション上がるアルバムですね!

緩急良し!
サウンドメイク良し!
トラックメイク良し!
捨て曲が見当たらない!
パッケージデザインも素晴らしい!

こりゃ死角ねーわ!傑作だよ!これは!

ただひとつわざわざケチ(笑)つけるんなら、
メジャーで活動中なんで以前のような荒削り感がない。
逆に全楽曲の完成度が高いってことなんだけどね。

全体的に聴きやすい!
逆に今までのような前衛感は薄らいでるのが昔からのファン的には寂しいところ。
でもこのアルバムで確実にパスピエファンの裾野は広がるんじゃないかな!

この追い風アルバムに乗って更なる活躍を期待しています \(^o^)

 

ちなみにオマケライブDVDはまだ観れておりません観たらここに加筆するか新規に記事たちあげるかなり後日レビューしますね。


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(2014/06/23 14:54時点 )

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パーマリンクを変えてしまったおかげで表示されなくなってしまいました。
折角コメントいただいたのにスイマセンm(__)m
パーマリンク変更しても何とか表示できる方法を現在模索中です。