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ど~も、dice(@dice_dDtea)です。
引き続き「名刺を作ろう!初めてのデータ入稿で名刺制作」です。
多分、全4回で完結すると思います。
さて、前回はデザインまでできました。
今回は入稿への準備として「色指定」についてです!
色指定について
イラレで特色使うなら「スウォッチ」からだな
スウォッチ。
別に時計じゃないよッ!(笑)
普段からきままに、
・HSVで色相・彩度・明度をいじって決める人
・RGB値を手打ちの人
にはあんまり縁がないと思います。
中には気に入った色があるから登録してるよ!
という人は使うのでしょうか?
ちなみにdiceは滅多に使ったことありません。
・毎度感覚的に決める一期一会モードか
・気に入った色をRGBの数値を紙にメモっとくか
です。
今回は色数が決まってます。
2色または1色です。
入稿ガイドによると・・・、
2色の場合は、
(1)スポットカラーを使用
スウォッチパレットから「新規スウォッチ」で任意のカラーを作成し、名前とカラータイプ「スポットカラー」選択
※スポットカラーで選択されていないオブジェクトは印刷されませんので、必ずスポットカラー2色で色指定してください。
(2)プロセスカラーのうち2色を使用
色指定の仕方
(例:K→ブラック、スポットカラー名→金赤、スポットカラー名→DIC181p)
なるほど・・・、
よくわからんっ!!
スポットカラー??
プロセスカラー??
DIC??
最初につまずいたのが聞きなれない言葉・・・。
どうやら普通じゃいかないようだ(--;)
ノンエディトリアルデザイナーのための用語集【データ入稿編】
ウェブ系はDTPから流れてくる人もいるから知ってる人もいるかもしれないが
まず自分みたいな映像系の人間には全く聞いたことない言葉で戸惑うと思うので言葉の意味を調べました。
【プロセスカラー】
プロセスカラーとは、
印刷において基本となるシアン・マゼンダ・イエロー・ブラック、
つまりCMYKの4色のことである。
【スポットカラー】
「特色」という意味だそうです。
【特色】
「特練色」ともいう場合もある。
「特色」とは何ぞや?
前述のプロセスカラーで再現できない色。
つまりCMYKの色空間以外の再現できない色。
大体、鮮やかな色は「特色」となる。
小さい頃図工の時間で水彩絵の具で絵を描いたことを思い出してみよう。
色と色を混ぜて別の色を作る。例えば黄色と青を混ぜて緑とか。
調子乗って色々混ぜていくと暗~い、濁った色になったね。
つまり、
CMYKは混ぜれば混ぜるほど濁る。
なので、
原色の鮮やかな色はシアンとマゼンダと黄色以外苦手である。
そこで登場するのが「特色」なわけです。
「特色」はCMYKで表現できないので、もちろんCMYK値が使えません。
となると・・・、
制作者が印刷屋さんに正確に色が伝えられませんね?
その場合あらかじめ「色見本」があって、「○○の何番!」と指定するそうです。
んじゃ、その「○○」は何になる?
【DICカラーガイド】
その「○○」となる色の規格の一つ。
DIC(旧大日本インキ化学工業株式会社)という会社が出版している色見本帳です。
なのでCMYKで再現できない色は、ここの見本帳を見て「DICの何番!」と指定するわけです。
diceは今回名刺を自作して入稿することで、初めて色見本の「存在する意味」が分かりました。(^^;)
今まではクライアントと打合せする時「どんな色がいいっすか?」と見せて選ばせるためのものかと思ってましたよ(苦笑)
【パントーン (Pantone)】
これも「○○」となる色の規格の一つ。
「パントーン・マッチング・システム」という色見本帳を作ってる会社。
グラフィックデザインや印刷、テキスタイルなどの業界ではデファクトスタンダードとなっている。
そーいえば昔、このメーカーとソフトバンクがコラボして携帯とか出てましたね?アレは欲しかったなぁ。(ちなみにアレで地味な色を選ぶ人の気が知れなかったなぁ(苦笑))
DICとPantoneの違い
会社が違う。
・DICは日本の会社
・パントーンはアメリカの会社
会社が違うので、当然識別番号が違う!
例えば、
普段DICでやってて、
海外の業者からパントーンで指定してといわれると困る。
その場合、
・「新彩色辞典」で変換?翻訳?置換?する。
・Photoshopでも調べれるらしい。
スウォッチから特色を選び入稿データを作る
さてこんな感じで、ずいぶんDTP系の知識がついてきたッ!
DICナンバーを調べる
では使いたいインクを入稿したいサイトからDICの番号を調べましょう!
今回の場合、
「黒」は Kが100 ですが、
「黄緑」を 1色 使いたいんで、特色を指定する必要があります。
UV×Designさんの場合、
通常料金で使える色は・・・、
「きみどり」で「DIC2543」
こいつを使っていきたいと思います!
余計なスウォッチを消しておく
その前に、
あらかじめいらないスウォッチを消しておきましょう!
一個ずつ選んで消すのは面倒だ!
シフト押しながらクリックすると複数選択ができる!それで削除!
次はDIC番号のスウォッチを登録だ
スウォッチのウィンドウから、
[スウォッチライブラリーを開く] > [カラーブック] > [DIC カラーガイド]
そうするとウジャーっといっぱい出てくる・・・。
そこから使いたい色番号を見つける・・・。
多すぎてコレ大変じゃないか?
って一応番号順で並んでますな。
見つけたらそれをドラッグアンドドロップ!
今回のデザインの場合では、
・K100(ブラック)
・DIC2543
の2つ使いますんで、
ブラック以外のスウォッチを消してDIC2543を一つ持ってきました。
登録した特色を適用して入稿データの完成!
最後に、
使っている色にスウォッチを適用すれば完成!!!!
最後に印刷屋さんのフォーマットに
後は UV×Designさん指定のテンプレートに当てはめて
入稿データの完成!
UV×Design さんの場合は、
表面(A面)、裏面(B面)それぞれ1ファイルになるんで、両面印刷はファイルが2つになります。
記入欄も漏れなく記入すベシ!
またまた次回へ続く!!
次回は紙選びと、いよいよUV×Design さんにデータ入稿します!
全世界のフリーランサーに幸多かれ\(^o^)/
それでは~
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パーマリンクを変えてしまったおかげで表示されなくなってしまいました。
折角コメントいただいたのにスイマセンm(__)m
パーマリンク変更しても何とか表示できる方法を現在模索中です。