ミックスについてまとめてみた 2013 【その5】ボーカル編(わりとボカロ寄り)

さて、前回は要の『ベース編』でした。
今回はメインともいえるボーカルを入れていきます!

それではミックスしていきましょう!!

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6.ボーカル

ここではボーカルはボーカロイドという前提で進めていきます。

とはいえ通常録音した人間のボーカルと大差は無いと思います。diceはボカロしかボーカルは使った事がないのでなんともいえないけど・・・。
少なくとも自分の身に付けた知識はボカロではなく一般ボーカル前提で書かれた文献からなんで乖離していないはずです。

サビで調整して行きましょう

一番盛り上がるところで調整して、後は引き算!

定位はもちろんセンター

センターにしない理由は無いでしょう。主役なんだから。

音量は「歌詞が聞き取れる」基準以上で適当に

決まったdBの数値の指標はありません、つくり手の耳次第なんです。

・前提条件として「歌詞が聞き取れる」こと
・他の目安はキックと同じくらいの大きさで聞こえる(dB数ではなく聴感で!)
ロックとかならキックではなくスネアと同じくらい
・それを満たしつつ気持ちイイ所を探ってください
大きくしがちだけど、グッとこらえましょうw
・是非プロの作品を参考にしてみてください自分の描く方向性に近い曲を見つけてそれをお手本にするのが良いとおもいます

ボカロの発声のバラツキをカンタンに何とかしたい

発音のボリュームにバラツキが生じるのはボカロの宿命。
イチイチVOCALOID EDITORでダイナミクスをチマチマいじるのはかったるいw
そんなときはコンプレッサーです!

the fish fillets BLOCKFISH でボカロのボリュームのバラツキを整える

中でもフリーのVSTプラグインのコンプ the fish fillets の BLOCKFISH はボカロと相性はバツグン!
http://www.digitalfishphones.com/main.php?item=2&subItem=5

・プリセット「close-up vocals」を選ぶだけ!
・これだけ、他は一切いじりません!

元もとの音が小さいボカロ、特に巡音ルカは小ささは際立っています。
今までは、DaTubeとかで無理やり音声レベルを上げていましたがコレも解消できてしまうスグレモノ!

コレで楽した分、他に時間をかけてクオリティを上げましょう!!

DaTubeで温かみをあたえます

Cubase標準で付いている真空管アンプシュミレーター
「真空管アンプ特有の温かみとリッチなサウンドを再現します」とのこと

Balanceは100%、Outputは-6dBのデフォルトのままいじらない
・Driveのみいじります、30~50%、軽くなら30%ハスキーな感じにしたければ50%位
・ボリュームを上げることを目的としていないので歪まない程度に良き所を探ってください

ディエッサーで歯擦音の除去

さしすせそ。

さとう→しお→す→せうゆ→ソース、もといっ、みそ・・・、
って別に料理の話じゃありませんw

日本語では「サ行」の音を歯擦音といい、人間にとってコレが大きいと耳障りな音

発音記号では右記にあたる→[s] [z] [ʂ] [ʐ] [ɕ] [ʑ] [ʃ] [ʒ]

実は、この耳障りな音を抑えるエフェクトが存在します。
この歯擦音専門に検知してリミッターというかコンプレッサーをかけて潰して抑制してくれる素敵なエフェクトがあります。
その名は

DeEsser(ディエッサー)

・使い方はリミッターに近い
リリースはデフォルトのまま
スレッショルドはオートのまま
GR(ゲインリダクション)がメーターの1/3位になるようにリダクションを調節しましょう

とりあえず効きっぷりを比べてみますか。
★使用前
[mp3]
★使用後
[mp3]
ヘッドフォンで聴くとよく分かるよね!

EQで歌詞を聴きやすくする

次にEQをインサート

9kHz辺りを広めのQでガッツリ+6~8dB位持ち上げると、ボーカルの性別国籍問わず声が明るく明瞭になる
・そのかわり母音が強くなりヒステリック感が出るので合わせて2kHz辺りを-2~-4dB抑えたほうが良い
74.8Hzを狭めのQで+3dB程持ち上げる男女問わず倍音感が出るらしいが、ボカロだと+10~14dB位強烈に上げないと効果が分からない
・60~70Hz以下バッサリ切ってキックやベースのために低音処理

さらにコンプで歌詞を聴きやすくする

・レシオは一番強く8:1
アタックは遅めにしてあまりつぶれないようにする、大体52ms
リリースは最早10ms、リリースが早いことで余韻がつぶれず聴こえる
・スレッショルドは-3~-4dB位のゲインリダクションになるように設定
ハードニー
・メイクアップゲインは+1~2dB位

 

こんなところです。
あまりいじってボーカルの質感を変えるのはココでの範疇ではないんで割愛します。

曲の屋台骨はこれで完成!

キック・ベース・ボーカル
この3つで音量感、バランスが作品の完成そのものです。
ここの3つは根気よく詰めていきましょう!

ここが固まればほぼ完成といってもいいくらいです。
つまりココが固まるとコレ以降のミックスはうまく行かなくてやり直す場合は一番最初に戻るんではなくボーカル以降から始めればいいんです。

逆にココまでに不安がある場合は完成もうまくいきません。
完全に不安な部分をつぶしておきましょう!

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