ミックスについてまとめてみた 2013 【その3】キック編

さて、前回は『とりあえず全トラックにエキスパンダーを仕込む』でした。
今回からパートごとのミックスに入っていきます。

それではミックスしていきましょう!!

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3.まずキックから決める

3.1 定位はセンター

特殊な曲じゃない限りこれはセンターです。
モノラルでもいいという噂もあります。

3.2 音量は -12 ~ -8dB 程度にする

キックだけソロにして、鳴りっぱなしにさせてください。

ピークメーターが「-12 ~ -8dB」になるようにフェーダーを調整してください。
フェーダーの位置を「-12 ~ -8dB」にするんではなくね!

まぁ、ピークを-0.1dBで書き出していればフェーダーの位置は「-12 ~ -8dB」となりますが。

『乖離系少女』では-12dBにしました。

キックを際立たせたかったんで-8dBとしたかったんですが-12dBとしました。
その理由は次の項目で明かします。

3.3 一度決めたら絶対この値は変えないこと!!

これ重要。

この値は完成までFIX
つまりキックが大黒柱なんです。
コイツをホイホイ変えるとバランスが崩壊して作業が進まないというか迷宮界入り間違えなし!

だから、
一度決めたら絶対この値は変えないこと!!

大事なことなので二回言いました。

『乖離系少女』では掟破りのラスト-8dBに変更

キックの音量は絶対変えないこと!

といいつつ『乖離系少女』では最後に変更しました。(--;)
最初は-12dB でミックスを始めました。
その後他のミックスを終えるまでは一度たりとも動かさずFIXでミックスをやりきりました。

そして全てミックス終え最後に-8dBに変更しました。

狙いはキックを際立たせたかった
最初から-8dBでミックスを行うと、まだまだdiceの腕前では-8dBに見合ったミックスとなりキックが際立ったミックスができません。
そこで自ら編み出したのが、
・最終的に-8dBの予定の音を意図的にわざと小さくしておく。(『乖離系少女』は-4dB小さくしました)
・その小さい音量でバランスをとりミックスをやりきる。(この段階でキックの音量を大きくしてのプレビューは御法度)
・最後にキックの音量を意図したレベルまで戻して完成とする。

掟破りをする場合の掟w

・最初に決めたキックの音量はミックスが全てが終わるまで変えてはいけないこと。
・一番最後にキックだけ上げてみる。
・その時他のレベルはいじってはいけない
・バランスが悪くなったら上げるべきではない。と判断し戻すべき。

変えちゃいけないのはミックス最中であり、
途中で変えてしまうと何を基準にすればいいのか分からなくなってしまうからです。
ミックスが終わったらキックだけなら少し変えてもいいと思います。

ケースバイケース。柔軟に対応しましょう。
柔軟に手を出しすぎると崩壊し一からやり直しになるので本当にホドホドに!

キックの余韻を切ってキレを出す!

コクはあるけどキレがある!

何かビールのキャッチコピーでよく聞く言葉ですねwww
キックの余韻を処理することにより、わずかながら変化が生まれるわけです。
ここでは余韻を切って切れを出し躍動的にしていきます!

最初のEQ処理

EQは最初にインサートしたエキスパンダー/ゲートの後です。

・68Hz辺りを持ち上げて下処理でカットして元気がなくなった感じを補う
・96Hz辺りを持ち上げてもう少し元気を出してもらう
・208Hzを結構抑え余韻をカット

EQの後のコンプで余韻を切る

・レシオは3:1
アタックを非常に遅くして余韻部分にピンポイントにかかるように最遅の100ms
リリースは短めの60ms位
・スレッショルドは-2~-4dB位のゲインリダクションになるように設定
・余韻を抑えるのが目的なのでメイクアップゲインは上げないで0dBのまま

コンプの後に更にEQで整える

このEQはインサートではなくチャンネル設定のEQで処理してみました。
ここではコンプで余韻を抑える意図でしたが副作用で持ち上がってしまった低音を抑えるのを目的としています。

ローカットフィルターをONにして20Hzで更にダメ押し低音処理
210Hz辺りを少し抑えるとスッキリする気がする

お好みでコンプ2段がけ

これはお好みで。
狙いは、躍動感の上乗せ。グッと伸びた感じに。

・レシオは2~3:1程度
・アタックはこれも遅めで60ms
・リリースは最早10ms
・スレッショルドは -4dB位のゲインリダクションになるように設定
ソフト・ニーにすると太い感じになる
ハード・ニーにするとアタックが鋭くなる
・メイクアップゲインはしないので0dB

かける順番はこんな感じ↓
エキスパンダー/ゲート → 最初のEQ → 余韻を切るコンプ → 整えるEQ → 2段目の躍動感の上乗せコンプ

4.ウーファーベースを仮決め

4.1 定位はもちろんセンター

これも例外なくパンニングはセンター!

人間の耳は重低音だと左右が聞き分けれない習性があるので左右に振ってもそもそも意味がない。
例え振ったとしてもスピーカから聴く分にはセンターと変わらないし、
ヘッドフォンで聞くと違和感満載になるので止めた方が良い

ヘッドフォン対象に意図的に違和感を出す場合は有効なんだろうねw

4.2 音量はキックよりやや多目に

EQなどのスペクトラムアナライザを見ながら調整します。
人間の耳は低音を把握しづらいので聴感上で決めてしまうとスンゴイ大音量でこの段階で0dB超えてしまいます(--;)
だから周波数帯のグラフを見ながら決めるわけです!

まず、キックだけ鳴らし、一番高い山の高さを覚えておきます。
WBass_KickOnly

徐々にウーファーベースのをフェーダーを上げていく、ウーファーベースの山がキックと同じか、少し上目にする。
WBass_KickWithWBass

一旦この音量でFIX

二つを比べるとこんな感じ
WBass_2Graph

ここで「一旦」とか「仮決め」というのは、
キックと違い、一番最後、全ソースミックスした後に、
サブウファースピーカーでモニタしながら調整しますということ。
まぁ問題ないとココで決めた値が最終形ってわけですが。

位相を逆相にしてみる

これもオカルトチックwwwだが、
位相を逆にして逆相にすると混じりが良くなる気がします。
これは義務ではありません、聴き比べて良さ毛な気がする方を選んでください。
試してみるのも良いと思う。

Cubaseならココをクリックすれば逆相になる
phase180
Phase180となれば逆相です

これで大黒柱はキマッた!

次回は大黒柱キックの女房とも言えるベースを決めていきます!
曲の良し悪しはキックとベースのバランスにありです!

それでは、つづくッッ!

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