音楽制作を本格的に始めて、最初はミックスをおろそかにしてきていました。
当初EQとか意味分からないし、コンプとか使っても違いが全然分からなかったし理解できなかった。
音圧なんかマキマイザーでガバーっと上げときゃいいんでしょ?と思っていた。
それだとやはり市場に流通しているそれとは全然違ってクオリティが低くて「このままではいけない!」と思った。
映像はプロとしてやってきたから市場に送り出すための最低限超えなければならないクオリティ、放送できるクオリティは知っている。だから自主制作とは言えども映像作品は自分なりに最低限度の基準を超えるものをリリースしてきたつもりである。
だけど「音はプロじゃないから~」といって逃げていました。甘えていました。
しかし、自分の作品である以上、いくらアマチュアでもできるだけいいクオリティで世に送り出したいという欲求はとうぜんあります。
去年辺りからちゃんと勉強をし、昨年末リリースした『トランス トランス トランス』辺りからわりと何かをつかめた気がしていますし、自信がついてきました。
最新作では更に勉強して腕を上げられた手ごたえがあります(ってか今まで何もしてこなかったからノビシロがいっぱいあるだけという噂もwww)
とはいえ、しょっちゅうミックスばっかりやってるわけではいないんで忘れてしまいますwww
曲制作が終われば本職!?である動画制作に没頭するし、そろそろウェブサイトの制作や更新とかあり・・・。
となればしばらく曲制作から離れるでしょう。
そうすると忘れてしまうんですよ!手広く色々やってるとねw
そのために未来の自分への引継ぎ書的な感じでミックスのやり方やコツをまとめておきます。
この記事に書いてあることは間違ってることもあるかもしれませんが、個人的なまとめのためご容赦ください。
2013年版としました。2014年に制作する新曲ではまたミックス手法が変わっているような気がするので・・・。
この記事に書いてあることは間違ってることもあるかもしれませんが、個人的なまとめのためご容赦ください。
このまとめがボカロ曲制作を始められたボカロPの方々や駆け出しDTMerの制作のヒントや役に立てれば幸いです!このまとめがボカロ曲制作を始められたボカロPの方々や駆け出しDTMerの役に立てれば幸いです!
0.最低限揃えておくべきもの
0.1 モニター環境を整えよ!
俗に言う「ドンシャリ」といわれているものというのは
低音と高音域を強調して迫力が出るように味付けされているものだ。
例えばコレを基準に曲制作すと、自分では適正のつもりが、
他の環境で再生すると低音が貧弱で迫力も無い状態でガッカリイリュージョンするでしょう。
音声データーが直接的に変化しているわけではありません。
制作中聞いていた音声がスピーカー側で勝手に補正していたものなら
その補正を外すとえらいことになりますよね?
世の中の人が100%同じスピーカー、同じヘッドフォン、同じイヤフォンで聞いているなら問題ないんですが。
だから味付けされていないモニター環境を整える必要が必須なんです。
とはいえ「ドンシャリ」なヘッドフォンとかを否定する気はないです。
あれは観賞用なんです。楽しむためのもの。
今回ミックスで必要なのは一切味付けされていない素材のまんまを再生するものなんです。
つまりお遊び娯楽一切無しの無骨で硬派な業務用のものがベスト!
0.2 モニタースピーカーは必須です
ヘッドフォンがあるから大丈夫!
ってわけにはいきもはんっっ!
細部を聴いたりノイズ探しにはヘッドフォン!
全体のバランスをとる場合はやっぱりスピーカーが必要なんだ!
しかし、ちゃんとしたモニタースピーカーは高い。
でも数千円の簡易スピーカーとかディスプレイ内臓のスピーカーじゃダメ!
音が貧弱!貧弱ゥ!だし、スピーカーの貧弱さを補う為に高音と低音を強調した設定になっているからだ!
だから安くても「モニタースピーカー」と謳ったものをそろえる必要があるのだ。
課金ゲームにお金かけるのはバカらしいし、課金しないでがんばるのはありだ、
しかし、自分の作品を制作するならばお金をかけよう!
お金をかければいいものができるわけではないが、最低限かけるべきところはかけなければならない。
オススメモニタースピーカー
~2万円あたりで買えるモニタースピーカをいくつか挙げてみた
BEHRINGER MS20
1万円切るところもある激安モニタースピーカー!
コスパが非常にいいというレビューが多数あり!
YAMAHA MSP5 STUDIO
テンモニという業界標準のモニタースピーカーを打ち出しているYAMAHAのモニタースピーカー
2万円はちょい超える位だけど評判が良い
Amazonだとかなり高いんでサウンドハウスで買うのが吉!↑
YAMAHA MSP3
MSP5の下位版。値段も約半分の1万3千円位。
評判は悪くないがやはり MSP5 STUDIO よりだいぶ落ちるという。
お金に余裕があれば MSP5 STUDIO をオススメしたい、そうじゃなければ MSP3 をオススメ、べリンガーの激安よりは良いんじゃないんかなぁ?
diceは EDIROL(ROLAND) MA-15D を使っています。
いちおうモニタースピーカーとして売られていました。
コレを買った理由は、当時在籍していた某映像プロダクションの編集室で使っていたのでレビューとか見ずに購入。
値段もずいぶん前に買ったんで忘れましたが1万5千円位だったかな?2万はしなかったです。
値段も値段なんでいいものとは言えないし、価格.comのレビューも今見ると微妙な評だし、音楽の仕事で使えるレベルじゃないけど、このくらいの値段を1つ持っていれば最低限ミックスできると思います。現にdiceはコレでやっております。
もう7~8年は使ってるけど不具合無いしで頑丈でいいと思う。
余裕が出たら YAMAHA MSP5 STUDIO とか欲しいなぁ・・・。
0.3 プロ御用達のモニターヘッドフォンを入手せよ!
金持ってて、金にものいわせて防音室作って高いモニタースピーカーを設置できるブルジョアな人は置いておいて・・・。
日本の住宅環境ではやはりヘッドフォンは必要ですし、コレがないと曲制作ができない。
高いスピーカーが予算に収まらないなら良いモニターヘッドフォンが良いと思います。
1万円のヘッド・フォンと同じくらいのクオリティを持ったスピーカーを買おうと思ったら、10万円くらい必要
『新・プロの音プロの技』P42
そこでオススメなのが
SONY MDR-CD900ST
音楽業界標準!
スタジオエンジニアが使っている定番!
プロ御用達!
ってなんかクドイなw
実勢価格で1万6千円程かな?業務用だから高いと思ったらそうでもない!十分手が届くね。
社会人ならサクっと買っちまえ!学生なら服1着我慢して買っちゃいなYo!
diceは AKG K701 を使っています。
って勧めてるけどdiceはSONY MDR-CD900STを持っておりません(爆)
モニターヘッドフォンのつもりで買ったわけじゃなかった、定価的には高級ヘッドフォンのAKG K701
俗に言う澪フォン、自分はけいおんの影響ではなくただ単にサウンドハウスで信じられない値段セールしてたんでポチってしまった衝動買いの一品w
実はコイツ、モニターヘッドフォンだったんだね。
人によっては違ェーよ!
って言うかもしれないけど、diceはコイツをモニターヘッドフォンと信じて曲制作しています。
だから今更SONY MDR-CD900ST買うのもなぁって感じなんですよ。
モニターするにあたって、K701 より MDR-CD900ST の方が有用だ!と思う人はコメントください、なるべく詳しい納得できる理由を添えてください!
ちなみに別の記事でレビューした SONY MDR-1R は「まるでマスタリングスタジオで鳴っている様な音」ってキャッチコピーだけどモニターヘッドフォンじゃありません。
ちゃんと味付けしているヘッドフォンです。
モニターとして買うのであれば止めましょう!
というわけでモニター環境は整えるべし!
シンセサイザーでもサンプル音源でもなくエフェクトでもない、
だから新しいことができるわけじゃない。
モニター環境に身銭をかけるのはキビシイかもしれない。
しかしここをおろそかにすると出来上がるものが残念なものになります。
なので最初は3万くらいの予算でいいんでモニタースピーカーとモニターヘッドフォンは
モニターヘッドフォンは定評のあるMDR-CD900STが業務用のわりにたいした値段じゃないんでいきなりコレを買うべきです!数千円のヘッドフォンを4~5回買いなおすならコレ一択!
モニタースピーカーはピンキリだし日本の住宅事情では思うようにいかないんで、モニターを謳った安いものから入門し、徐々に投資してグレードアップしましょう!
続きは・・・。
本当はミックス方を一つの記事にまとめる予定でしたが長くなったんで続きにします。
続きができたらここにリンク張っておきます。
それでは!
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※コメントしたけど表示されてない方へ
パーマリンクを変えてしまったおかげで表示されなくなってしまいました。
折角コメントいただいたのにスイマセンm(__)m
パーマリンク変更しても何とか表示できる方法を現在模索中です。