
どーも dice(@dice_dDtea)です。
前回の記事からずいぶん間を空けてしまってスイマセン、MG10XUレビュー再開です。
今回は機能面を掘り下げてみていきます!
ガワの材質は金属製です
見た目は一見プラスチッキーですが、
メーカー仕様どおり(笑)メタルシャーシでした!
さわればわかります。
冷んやりするし、
マグネットパワーで銀行通帳の磁気を亡き者にすることで定評のある iPadの風呂蓋カバー を近づけたら引っ付きましたし。
プラスチッキーな写真写りはパウダーコーティングと呼ばれる塗装方法のためです。
って、パウダーコーティング何よ?
粉末塗装(パウダーコーティング)とは
顔料を直接金属に吹き付けるのが粉体塗装です。「パウダーコーティング」とも呼ばれるように、塗るというより細かい粒子で金属をコートするといったイメージです。
出典: 粉体塗装とは|粉体塗装(パウダーコーティング)・金属塗装の丸成金属塗装株式会社
なるほど、よくわからんって感じですが、
パウダーコーティングのウリとは
塗装技術より実際の使い手にはどんな恩恵があるかの方が気になりますね?
粉末塗装(パウダーコーティング)の特徴
【強い塗膜】
粉体塗装の場合1回の塗装で40~150ミクロンの塗膜をつくることができます。これは溶剤塗装のおよそ4~5倍の厚みです。それに加えて塗膜自体の強度もあるので、キズに対しては非常に強い塗装といえます。さらに耐熱性、耐油性にも優れているので自動車部品などの過酷な使用にも耐えうる強い塗装といえます。【柔軟性のある塗膜】
粉体塗装はキズに強い一方で、塗膜自体が柔軟であるという特徴も備えています。溶剤塗装の場合、屋外など温度差の激しい場所に長時間放置すると金属の伸縮に塗膜が対応できずにひび割れなどを起こしてしまいます。粉体塗装の場合は柔軟に伸縮するので、結果としてひび割れなどが起きにくく、塗装の寿命が長いのが特徴です。【優れた防錆能力】
もともと粉体塗装は「さび止め塗料」として普及したという歴史があります。溶剤塗装に比べ塗膜が厚く、さらにピンホールなども少ないので、粉体塗装された金属は空気に触れにくい、つまり錆びにくいという特徴があります。ガードレールやエクステリア用品など耐候性が求められる製品にも適しています。【環境にやさしいエコ塗装】
粉体塗料は有機溶剤を全く使用しないので、中毒や火災などの塗装作業におけるリスクが低減できます。また粉体塗料は揮発することがないことに加えて塗料自体の回収も可能なので、塗料のロスが非常に少ないのも特徴です。大気汚染や汚水の問題もクリアした、環境にも生態系にもやさしいエコ塗料です。
出典: 粉体塗装とは|粉体塗装(パウダーコーティング)・金属塗装の丸成金属塗装株式会社
へー粉末塗装ってスゲーじゃん!
ってなんか脱線が凄くなってきたんでMG10XUにもどります。
サイドパネルだけはプラスチックのようです
上部、背面、底面共に触ってひんやりします(金属ですよね!)が、
サイドは常温って感じですんでプラスチックですね!
ためしにここでもiPad風呂蓋カバー(手元にある磁石モノがコレだけだったんで)近づけても付かなかったんでプラスチックでしょう。
ボタン、ツマミ、サイドはプラスチック
それ以外は金属製です。
大きさは
重さは2.1kg
うーんやっぱ電源は内蔵が良かったなぁ・・・
省スペースってったって、
厳密な体積は省スペースでもACアダプターってかさばるから
実用的には省スペースにならないと思うのよね・・・。
背面はこんな感じ
MG「10」XUというわけで入力は10IN
出力は2OUTのみ、4OUTとかない
これより上位機種のMG12、MG16、MG20でも2OUT、入力数が増えるだけです。
4OUT以上望む人はそもそもMGシリーズは選ぶべきでは無いですね。
オーディオインターフェイスとしてどーよ?
192kHz/24bitいける
192kHz/24bitまでいけてアナログデジタル変換性能は申し分ないって感じですが、
そんなにいいものは積んでいないようです。
2万円クラスのUR22程度と考えておいてください。
コイツはあくまでアナログミキサーメインであってオーディオインタフェイスが主役ではないです。
オーディオインターフェイスとしての過度な期待は禁物です。
見た目10IN2OUTだがDAWとは2IN2OUT
MG10XUだけでなく、
MGシリーズXUモデル上位機種下位機種問わず全て
USBの信号のやり取りは2IN2OUTです。
バンド演奏をDAWでマルチトラックレコーディングとか、
ドラムのように複数マイクでレコーディングすることはできません。
気をつけましょう!
見た目の入力数に惑わされてはいけません。
ミキサータイプのオーディオインタフェイスを購入する方は必ず本家メーカーの使用を確認してください。
MG10XUの入力
ミキサーとしては10IN(パソコンとのやり取りは2IN)です。
・モノラル:4IN 4レーン
・ステレオ:6IN 3レーン
XLR(キヤノン)とフォンが刺せるコンボジャックが4つ
この4レーンはプリアンプ搭載
YAMAHAのウリのD-PRE (D-PRE ディスクリート Class-A マイクプリアンプ)
4レーンともファンタム電源対応
Hi-Zは非対応
入力のインピーダンスは 3kΩ
この4レーンには2つの特別なスイッチがあります
PADスイッチ
押すと-26dBだけ音が小さくなります。
ボリュームで調整すればいい話ですが、もともとの音声レベルがでかいものに使うべきスイッチです。
なぜかというともともとがでかいとレベル調整が難しくなるからです。
ちょっと開くだけで爆音になってしまうからですね。
HPF80Hzスイッチ
80Hz以下の低音をカットするハイパス(ローカット)ボタンです。
ノイズ対策にいいんじゃないんですかね!
ステレオレーンが3レーン
RCAもつなげれる
ループバックもできステミキなる
9/10はUSBスイッチを押すとUSBの音声が入力されますのでループバック機能が使えます。
というわけでステミキとして使えるわけで、PCで曲流しながらニコ生やUstなどライブ配信とかもできますね。
MG10XUの出力
出力は2ch
メインアウトにはXLR2つ
こーいう所は業務っぽい感じですよね?まさにPA用途の機材です。
もちろん、フォン端子もつなげれますんでご安心を!
モニターアウトも搭載、ボリュームノブも独立してます
ヘッドフォン端子もあります
モニターアウトとヘッドフォンアウトのボリュームノブは共通です。
元々はPA用途なんで会場の音声とオペレーターブースの音声を独立して操作できるわけです。
家で使うんならモニタースピーカーをメインアウトにつなげメインアウトのノブでボリューム調整し、
ヘッドフォンをヘッドフォン端子に刺せばモニターノブでボリューム調整でき、
スピーカーとヘッドフォン独立したボリューム調整ができます。
モニターアウトにはミュートボタンがあります
家で使うんならトイレで席経つ時にボリューム絞らずスイッチ一つでミュートで来て便利です。
大元スイッチブチっと切るのと違いプチノイズも無いのがいいですね。
レベルメーターはメインアウトのみ、家用途では使い物にならない
元々はPA用途なんで出力される音声は大きいです。
このレベルメーターを適正で使うには家ではオーバースペックです。
メーター0dBになる音量はかなりの爆音になりますんで家では使い道が無いです。
AUDIOGRAM6で好評の1ノブコンプも搭載!
MG10XUには、あのAUDIOGRAM6で好評だった1ノブコンプも搭載してます。
プリアンプ付きの4レーンに全て付いてるわけではなく、1-2レーンのみ。
AUDIOGRAM6と同じ数ですね。
上位機種だと増えるんですが(MG12は4chMG16とMG20は8ch)
ミキサーらしいつまみ
パンニングできます
3バンドEQ
MG10XUにはハードウェアでスタンドアローンで動くエフェクターが搭載
長くなったんでエフェクト周りは次回に続きます。
宅録DTMer並びに草の根ボカロPに幸多かれ\(^o^)/
それでは~
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パーマリンクを変えてしまったおかげで表示されなくなってしまいました。
折角コメントいただいたのにスイマセンm(__)m
パーマリンク変更しても何とか表示できる方法を現在模索中です。