STEINBERG UR44を購入して使ってみてわかった6つのこと ~開封の儀&雑感レビュー 【後編】

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吾輩は dice(@dice_dDtea)である。P名はまだ無い。

先日『予算3万円で探すUSBオーディオインターフェイスでワンランク上の音楽制作をしたい!』という記事の続きです。
『STEINBERG UR44 開封の儀&雑感レビュー』の後編となります。

前回までのあらすじ

・結局悩んだ末、UR44 を購入しました!
・UR44 開封の儀

 

今回は主にUR44を使ってみた感想などレビューというか雑感をリポートします。

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UR44 のズバリ ポジ要素

1.筐体は間違えなく金属製だった

筐体はメタリックシャーシなんでプラスチックは安っぽいから嫌だって人も満足できる。

堅牢です!
プラスチッッキーなチャチな感じでは無いです。
その分重さはあるけどね。

ツマミは金属ではなくゴムっぽいグリップです。

まぁ金属だからって精密機械なんで衝撃はダメよダメダメ。ゼッタイ!

放熱性も無問題。

2.高機能で性能は噂どおりこのクラスで文句なしだった

憧れの24bit/192kHzがわが家に!

192kHzまでいくとファイルが大きくなって今んとこ実用的ではないが、
ハイレゾが対応できる制作環境が一歩進む。

あとはPCパワー次第、i7の16GBメモリ、240GB程度のSSDじゃ力不足
(XEONとか大容量SSDが複数台とか64GBメモリとか)DTMは高望みするとお金がかかる。
あらためて「足るを知る」という言葉を思い知らされる。

結局、今までどおり「32bit float/44.1kHz」で制作してます。
192kHzは当分出番はなさそうだが「24bit」が使えるようになったのは大きい。

憧れの4OUTで「行って来い」が可能に!

ついに diceの唯一のアウトボード RNC1773 というコンプレッサーを取り入れることができる。
RNC1773

ループバックできるのでステミキOK!

ループバックでステミキ、DSPでエコー、ニコ生などライブ配信で使える!

ニコ生とかはやってはいないんで実際使っていないけど、
いずれUSTとかやるかもなんでこれは歓迎ですね。

音質はフラット。制作の邪魔にならない

音質は素直、YAMAHA製品から乗換えの人なら違和感は無し!

って知ったふーな言い方するほど違いの分かる耳を持つわけではないdiceですが、
いわゆる「ドンシャリ」という味付けされていないことはちゃんとわかった。

表向きはスタインバーグでも中身はYAMAHAなんで、
diceは今まで使ってきたAUDIOGRAM6と印象は変わりなく使えました。

ちなみにドライバーは

今までYAMAHAやスタインバーグ製品使っていた人はドライバーは同じものが使えるんでわざわざインストールは不要です。

UR44のここがイマイチなところ ~ネガ要素

3.ツマミが回しづらい

これはUR44に限ったことではなく「ラック型」の機材全般に言えることなんですが、
この手のタイプは当然つまみ類は「正面(XY平面)」についています。
(幅をX軸、高さをY軸、奥行きをZ軸とするならば「XY平面」)

机の上に置いて使う人にとってラックタイプは使いづらい

dice は机の上に置いて使います。
そうするとツマミ類が回しづらいですね。

ツマミ類が指の入る高さに付いているかが明暗を分ける

この手のタイプの機材を机の上において使う場合、
「ツマミ と 設置面の距離」がつまみを回す「人差し指の幅」より狭い場合
指が机と干渉するので当然、ツマミは回しづらいのです。
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ツマミが密集してて回しづらい

前面とか背面とか側面は面積が狭いですよね?
この限られた狭小スペースにツマミやら端子が付いているんで人口密度が高くなります。
よってツマミとツマミの間隔が狭い。
ツマミの間隔が人差し指の幅より大きければいいんですが微妙だとやはり回しづらい

一番触るであろうメインアウトのボリュームノブは机面から指が入る高さにありますが、
左隣のヘッドフォンボリュームノブが近くにあるんで回しづらい。

右手で回すんであれば親指と干渉して回しづらい。
これはもうしょうがないんですがミキサータイプからの買い替えをした人間にとって一番ストレスが貯まる部分ですね。
これはUR44に対してのダメ出しというかラックタイプ全体に対してですね。

上が空いてるから物置いちゃうよね?

あと、ケーブル類を差す時、もう片方の手で手前を持ち上げないと差し込みづらい。

当然この手のタイプは真上に何も無いんで何かしら小物とか一時的に何かしらでも物を置いてしまいますよ。
そうなってくるとケーブル抜き差しするたびに上に置いている物をイチイチどける必要が出てくるのがメンドーです。

ミキサータイプから乗り換える人は要注意!

先代がミキサータイプの YAMAHA AUDIOGRAM6 なんで当然ツマミ類は鉛直方向(ZX平面)、
つまり真上に向いているわけですよ。
(幅をX軸、高さをY軸、奥行きをZ軸とするならば「ZX平面」)
なんでマスターボリュームとか回しやすかった。

制作中はマスターボリュームなんて基本いじらず固定なんですが、
鑑賞として音楽聴くときとか、ボリュームレベルがまちまちな動画サイトを見るときだとかマスターボリュームは良く触りますし、ミュートボタンなんてないんで、トイレとか席を立つ時や、電話がかかってきた時はとっさにつまみを回したいものです。

この UR44 のようなツマミ系が全て正面(XY平面)についているラックタイプは、
見るからに机の上に置いて使うとツマミが回しづらそうなんで敬遠気味ということもあり、
なかなかオーディオインターフェースの買い替えに踏み切れなかった一つの理由でした。

で、今回UR44を使ってみて案の定のツマミの回しづらさでしたorz

ラックみたいなところに設置すればいいんだろうけど、
職場とかスタジオじゃない一般家庭にそーそーラックなんてものは無いモンですよ。
ラックには憧れますけどね・・・。

というわけで、机の上において使う場合は

・ツマミが回しづらい
・ケーブルが差しづらい

4.PC切ってそのまんまだとまぶしい白色LEDが点滅し続けるので すごーーーーーーく ウザいェ!!!!

diceにとってこれが一番ショックでガッカリしたことです。
これが理由でこのUR44がホンッッッット嫌いになりそうだよ!

UR44はバスパワーではなく要ACアダプタ

UR44 はバスパワー駆動ではなく、
ACアダプターによる電源供給が必須のオーディオインターフェースです。

まぁ、そもそも今回は安定動作を望み、
敢えてバスパワーを避け、ACアダプターの奴を選んだんですが・・・、

自動OFFしない

イチイチ手動で電源ON/OFFするかなりメンドーということが実際に使ってよくわかった。
やはり、パソコン落として自動で電源が落ちないのは不便でしたね。

バスパワーで慣れてる人が移行するとこの部分はメンドーですね。

節電とか「アイ ドン ケア!」「フゥ ケァズ?」
気にしないんであれば電源付けっぱでもいいんですけどね・・・、

別にこれはいいんです・・・、
問題は次ですよ!

パソコンシャットダウン後、UR44に電源が入っていると電源ランプがエンドレスに点滅

UR44をOFFにするの忘れて、
布団に入って部屋の電気落として、
「おやすみなさい」
・・・。

チカチカ チカチカ・・・。

ウッゼー!!
(#`Д´)ノノ┻┻;:’、・゙

短波長な青色を含む白色のLED特有直進性の強いあの刺すような鋭い光!
それがエンドレスで点滅し続けるんだッッッ!!

自己主張の強いUR44。
この点滅は迷惑行為以外何物でもありません。
ある程度時間が経つと止まるかと思ったんですが点滅しっぱなしですね。
あれはウザイ(--#)

ファームウェアで自動OFF機能をつけて欲しい!

・USB通信が無くなって
・一定時間経過したら

→ 自動で電源が切れる機能

をつけて欲しいね。
こういう機能ならファームウェアアップデートで実装できるでしょ?

YAMAHAさんよろしくお願いしますよ!!
m(__)m

せめてUSB接続が切れたら点滅するのは止めて欲しいですね。

5.ノイズは巷のレビュー通りでした

-80 ~ -70dB 位のホワイトノイズはありますね。
IN1/2、IN3/4、IN5/6やHi-ZとかLINE接続関係なくね。

ノイズはメーターでチラチラ気になる人は気になるかもね。
でもね、耳では聞こえない音です(但し現時点のdiceレベルの耳では)

なお、YAMAHA公式回答はこのレベルは仕様との 模様

これは初期不良ではなく、仕様だそうです。

ネットでちらほら見かけるノイズ問題ですが私のUR44もインプット1~6のメーターレベルが何も接続しなくても-83dBほど常にふれています。

一応ヤマハに問い合わせしてみました。
出典: 巷で話題のUR44ノイズ問題についてヤマハから解答が届きました – dtmdtm’s diary

当窓口にて実機検証したところ、UR44のGAINつまみを絞り切った(時計の7時位置)状態
ではCubase 7.5のインプットチャンネルのシグナルが-85dB前後で反応しました。

ご参考までに、上位機種のUR28Mでは-88dB程度、UR最上位機種のUR824は、
-∞を示しました。逆に下位モデルのUR22は、-58dB程度です。

UR44の仕様として適切な状態と、ご理解くださいますようお願いいたします。
出典: 巷で話題のUR44ノイズ問題についてヤマハから解答が届きました – dtmdtm’s diary

まとめると

実勢価格 製品名 ノイズっぷり
GAINつまみを絞り切った状態
(時計の7時位置)
【梅】1.5万円クラス UR22 -58dB 程度
【竹】3万円クラス UR44 -85dB 前後
【竹+】3.3万円クラス UR28M -88dB 程度
【松】8万円クラス UR824 -∞dB

そもそもこの価格帯でこの程度のノイズ量なら及第点ってことのようですね(--;)
ノイズに神経質になるんだったらもっと上位機種を買いなさい!ってわけですか・・・。

ノイズ厨 になる前に値段に対しての分相応を知った方が良いんだな

3万円とは高いのか?安いのか?

今まで1.5万円位の使ってて、奮発して倍の3万円の機材に買い換えた!って人には「何なんだよ!」って憤りたくなります。
diceも少しショックでしたよ。

でも冷静に考えてみましょう。
普通にエレキギターとかって入門レベルで激安で1~2万ってのもあるけどせめて5万円はだせともいう。その先は何十万の世界か・・・。機械ものならシンセサイザーだっておもちゃっぽいのは1~2万であるけど、ちゃんとした奴なら20万とか30万とかヘーキでする。見た目小っちゃくても10万超えてたりするしね(--;)るしね。
ピュアオーデオの世界(オーディオ沼)で3万円なんて小銭レベルでしょうね(笑)

値段に対しての「分相応」ってのを知らないといけませんね。

足るを知る?いやちょっと違うか!?

色々レビューを物色してると、
3万円予算よりもう1段上の8万円あたりのオーディオインターフェースで目くじらたてて「ノイズ!」「ノイズ!」っていう意見がなくなります

楽器屋さんの店員に色々ノイズについて聞いてみた

dice:UR44なんですが巷のレビューでは「ノイズが!」という記事が目に付きます。実際自分のものにも常に-80dB辺りでメーターが触れています。

某IKB楽器店店員(店員):この価格帯ではこんなものです。

dice:やはりノイズの載り具合は価格に比例しますか?

店員:はい。

dice:1万円台と比べれば予算3万クラスは違いがあると思いますが、
その3万円クラスに対して3.5万とか4万じゃ似たようなモンなんですか?

店員:はい、1万円台の次のクラスは3万円辺りです。違いは明確にあります。
ですが3万、3.5万、4万で比べれば大して変わりないですね。

dice:3万円の次のランクはどのくらいの価格帯ですか?ノイズの出具合が変わるのは・・・?

店員:3万円クラスより予算よりもう1段上は6~8万円あたりですね。

dice:なるほど・・・。もう「ノイズ」「ノイズ」っていったらキリ無いですよね?ピュアオーディオというかオカルトの世界というか・・・。

店員:(苦笑いしながら)あとは電気とかケーブルとか・・・、ピュアオーディオの世界でキリが無いですね。

dice:放送レベルとか製品レベルなど仕事ならMAスタジオ行けって話しですよね。

店員:その通りです。

まとめ

・価格によるグレード:1万円台 → 3万円辺り → 7~8万円辺り
・ノイズ気にしたらキリが無い → 宅録なら妥協するなりうまくノイズと付き合っていきましょう
業務レベルならスタジオ行け!

実際曲制作して出来上がったものはどうなんだろうか?

センサーとかレベルメーターで見えるものだけが真実とは言えないですね。
でもやっぱり気づいてしまうと気になってしまいますよね・・・。

疑問に思うのは
1万円台のオーディオインターフェースでレコーディングしてできる楽曲と
3万円クラスのオーディオインターフェースでレコーディングしてできる楽曲の差。

どうなんでしょうか?

今後ファームウェアのアップデートに期待しましょう!

6.高機能だけど無用の長物という機能もある

人間の耳には判断できないオーバースペックな192kHzは無用の長物

ハイレゾでも24bitは歓迎です。
しかし192kHzはまだ実用レベルではない。

そもそもPCの性能がおっ付かない。

diceの環境は3DCG制作や映像制作をしますんでそれなりにハイスペック(のつもり)です。
Core i7 2600K、メモリ16GB、Quadro600、Cドライブは240GBのSSD。
MAYAとかC4Dとか、AfterEffectsでゴリゴリにエフェクトかけても問題なく制作できます。(4Kは無理だけど)

しかしDTMではそーはいきません!
いままで映像で仕事レベルのパフォーマンスあればDTMなんて余裕でしょ?
侮ってました(--;)

音楽制作 < 映像制作 音楽制作 > 映像制作

マシンパワーでは現状、映像制作よりDTMの方が喰います。

映像や3DCGではプレビューする前にレンダリングして待ちますよね?
(AEならRAMプレビュー、MAYAならプレイブラスト)

DAWではプレビューは待たずに再生します。
映像制作的に言えばDAWってのは「リアルタイムレンダリング」をやってます。

なのでそれをハイレゾにしたらモータイヘンですわ!
CPUはXeon!メモリは64GB?サンプル音源が格納できる位の大容量SSD(数TBレベル)でどうなんでしょうか?

ホンッッとDTMはお金がかかりますね?上を見たらキリが無い。

楽器弾かないでDAWで完結するクリエイターにとってDSPは無用の長物

ゼロレイテンシーでレコーディングだ!
エフェクターはハード持ってるからそれ使うし・・・、
ってか、そもそも楽器は弾けないし・・・、
って人には旨味はないですね。

そうなるとDSPは使うかどーかまだよく分かりもはん!
それならいらないかなぁ・・・。

UR44 はこんな人にオススメだ!

まーネガティブ要素は色々あるけど

・マイクプリは高性能が良い!
・4OUTじゃないと嫌!
・3万円クラスのノイズっぷりは理解した!
————————————————————- ← ここまでならUS-4×4を勧める
・何が何でも192kHzまでがいい!
・6INじゃないと嫌!
・DSPは使う!
・ニコ生やUSTやるからステミキは必須だ!
・ヘッドフォン端子は二つあるならボリュームノブも独立してて欲しい!
・YAMAHA党だ!

って人なら、
予算3万円なら間違えなくUR44がベストチョイスだと思うよ。

ノイズでウダウダ言うなら予算3万は諦めて、
夏のボーナスで最低8万クラス、
19インチラックの奴を買いましょう!

これらを踏まえ、次回再び3万円クラスでオススメのオーディオインターフェースを考えてみます

買ってからで dice にとっては遅いんですが・・・、
今月ずっと悩んできた結果を次回まとめます。

制作スタイルが dice に近い人には有益な情報になるかもしれない・・・。

 

予算3万円で悩むDTMerに幸多かれ\(^o^)/
それでは~


サウンドハウス
UR44

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