よーやく3DCGの記事を書きましたw
モーションキャプチャーが手軽にできる時代がやってきた!
モーションキャプチャーとは、
人間の動きを入力し、そのまま3DCGに反映させる技術のこと。
演者の体に無数のセンサーを取り付けその動きの空間座標を逐一記録する壮大なシステムが必要だ!
何千万というか億の金が無いとこんなシステムは導入できない。
ならレンタルするなら何十万やら制作費がかかるであろう。
予算が潤沢にあるプロジェクトならいいが、
小規模の雀の涙程の予算しか付かないプロジェクトや個人の自主制作ならなおさらだ。
気軽にできるものじゃない、
それがモーションキャプチャー、高嶺の花である。
そんな現状を打破すべく技術は日進月歩!
ななんと、コンシューマーゲーム機のオプション品でモーションキャプチャーができる情報を掴んだのだ!
それを知ったのは2年前のこと。
当時在籍していた会社の同僚や上司がコレを買い寝ても覚めてもこの話題。
diceはゲームに一切興味が無かったんで冷ややかな目でずっとスルーしていたんだけど、
ある日、KinectセンサーをPCにつないで3Dモデルを動かす記事を見つけた。
雷に打たれたような衝撃だったのを今でも覚えている。
すぐに買おうと思っていたが、当時別に買いたい物があったんで後回しにした。
そして年明けについにdiceはKinectセンサーを購入した。
しかし、転職してからの忙しさに流され、いつしか忘却の彼方。
悪い癖である。「買ったことに満足して未開封のまま押入れで塩漬け」コース。
以前、過労で重度に病んでいた時代diceはショッパホリックに陥っていた。それの名残というか悪い癖です。
閑話休題、
1年半程未開封のままに塩漬けにしていたKinectを最近思い出しました。
このタイミング逃したらずっと使わなさそうだから今回封を開け使ってみることにした。
Kinectとは
マイクロソフトの据え置き型ゲーム機 Xbox 360 のオプション機器。
一見横長のデカい3つ目のWebカメラだけど、このセンサーが人間の動きを認識し、奥行き情報も掴むのだ。しかも複数人識別するというスゴイセンサーなのだ!
これによりコントローラーを持たずに体全体を使ってゲームする、なんだか健康的で楽しそうな響きだ。
さて、このKinectセンサーはマイクロソフトが作ってるだけあってPCにつなげることができるのだ!
プログラマーであればこのセンサーを使ったSDKをダウンロードし色々開発ができる。
いつだか紹介したB:MINGの記事はKinectを使った販促サービスだ!
『B:MING LIFE STORE で キネクトを使った面白いサービスを見つけた』
まぁ、diceはプログラマじゃないんでつっこんだ開発はできないが(嫌いではないんでもしかしたら何かやるかも)まずはパソコンにつないでモーションキャプチャー環境を構築してみたいと思います。
今では仕事じゃ使っていないけど、これでもプロとしてクリエィティブの入りは「3DCGデザイナー」なんですからねwww
Kinectをパソコンにつなごう!
※「Xbox360セットのKinect」にはなんと「Kinectセンサー用ACアダプター」が付属しません。
あらかじめ別売りの「Kinectセンサー用ACアダプター」を用意してください!
Amazonにも売っていました。何でも売ってるな?まったくw
単品で購入した人には付いているのでご安心を!
ゲームに興味ない、X-BOX360なぞ不要という方は単品が良いとおもいます。diceもそうしました。
さてUSBでKinectをPCにつなぎます!
そうすると・・・、
認識して・・・、
ドライバーが・・・、
入らないッッ!
ドライバ諸々、手に入れよう!
色々ドライバーがあるようです。
とりあえず、MMDで動かすのが目的なんでOpenNIで動くPrimeSenseというドライバをインストールしてみましょう!
以下3つインストールします
(1)OpenNI
(2)SensorKinect
(3)NiTE
ここで一つ注意点があります。
※いれる順番はこの通りじゃないといけないこと!!
※64bitマシンでも32bit(x86)版をインストールしましょう!!
OpenNIをインストールしよう!
なにそれ?OpenNIって?
なんとOpenNIはドライバじゃありません。
じゃ、入れる必要なかろう?
そういうわけにはいきもはん!
調べてみたけど、
OpenNIとは、
カメラを制御する「デバイス」部分と、
カメラから受け取った画像を解析する「ミドルウェア」部分、
それらを統合して扱うインタフェースだとか・・・。
なるほど・・・、よくわからんwww
たぶん、キネクトシステムにおけるOS的存在?カメラとそれを解析するミドルウェアの橋渡し的な存在であろう。
よーはOpenNIが無ければKinectはPC上じゃ動かないわけだな。考えるな感じろ!もといインストールしとけってとこだね。
新しいOpenNIのインストールはやめよう!
※ver.2以上だと新しすぎて次にインストールするSensorKinectのドライバが動かなかったです!
このページから落とすと最新版なので以下のURLから落としましょう!
http://www.openni.org/openni-sdk/openni-sdk-history-2/
から、OpenNI SDK v1.5.4.0をダウンロードしてインストールしよう!
次にSensorKinectをインストール!
https://github.com/avin2/SensorKinect
から右カラムの一番下「Download ZIP」からダウンロード
SensorKinect-unstable >Bin 直下「SensorKinect093-Bin-Win32-v5.1.2.1.msi」をダブルクリック!
インストール完了するとKinectが認識します
カメラのLEDが点滅します
最後にNITEをインストール!
※最新だと動きませんでした、v1.5.2.21をインストールしましょう!
http://www.openni.org/openni-sdk/openni-sdk-history-2/
Kinectセンサーとインストールした3つがちゃんと動くかチェック
以下の階層へ行ってください
C:\Program Files (x86)\OpenNI\Samples\Bin\Release
そのフォルダ内のNiUserTracker.exeを起動してみてください!
するとこうなるはずです↓
コレが立ち上げればKinectセンサーとインストールした3つがちゃんと動いていることになります。
青いのが自分です。色が付くと人として認めてもらったわけですw
その中にボーンらしき黄色い線が入ってますね?これは人の動きから関節を判断してボーンとするNiTEのおかげです!
実際やってみた動画
動きのモチネタはないのでこんなもんですが(--;)
このままでは単なるオッサンに過ぎませんッッwww
次はMMDの3Dモデルを動かしてみます。
ついにオッサンの動きをモーションキャプチャーして初音ミクを動かす時が来ました!
MikuMikuDanceで初音ミクを動かしてみよう!
大変そうだけど、ココまで来たらあとはカンタンなんです!
とりあえずMMD公式ページへ!
http://www.geocities.jp/higuchuu4/
Ver.7.25以降のMikuMikuDance(DirectX9 Ver)が必要
MMD無い人、バージョンが古い人は最新版を落としましょう。
公式ページの「1.3 MikuMikuDance(DirectX9 Ver)」です。
※64bitはダメです。動かないのでやめましょう。
Kinectと連携するための DxOpenNI.dll が必要
同じく公式ページの一番下の方「1.5 DxOpenNI.dll」からダウンロードしてください。
落としたらzipを解凍し、中身をMikuMikuDanceのDataフォルダへ移動。
※「DxOpenNI」フォルダごとDataフォルダへ移動してもダメです!
中身5ファイル全部でも良いけど「readme.txt」と「LGPL.txt」はいらないと思う。
diceは上記の通りそれ以外3ファイルをDataフォルダへ置いた。コレでシッカリ動いております。
MikuMikuDanceを早速立ち上げてみよう!
MMDは3DCG制作になれた3DCGクリエイターにとってかなりとっつきづらいインターフェースです(--;)
そもそも4画面分割されてないしね・・・。まぁフリーソフトだから文句は言わないようにしますかwww
まず、何かしらモデルを読んでみてください。
モデルの読み込み方は分かりづらいです、なんと上のメニューにはありません!
下のエンジ色の「モデル操作」から「読 込」
ちなみに、モデルは以下から手に入れることもできますよ。
http://www6.atwiki.jp/vpvpwiki/pages/65.html
diceは今回Lat式初音ミクの中に入って見たいと思います!
いざ、MikuMikuDance × Kinect でモーションキャプチャーッッ!
メインメニューの モーションキャプチャ > Kinect
これだけです!
それでは実際のやってみた様子を見てみましょう!
オッサンwの動きにミクが連動しているのが分かるね!
いやぁ、感動ですよ!21世紀を感じてますw
ってか、もっと広い部屋でやる必要がありそうです。
いずれ広い部屋で全身が認識できるところで試して見たいと思います。
よし、いつかはミクじゃなくオリジナルキャラの変★タイガーやQ-カンバーを動かしたいなぁ。
動画ブログにうまく取り入れてみるのも面白そうですね、レビュー動画だとモノをもてないからそこら辺どうしたもんかな・・・。
ま、色々考えると動画の演出の幅が広がります!
たった1万円ちょっとの少額投資であなたの動画制作環境にモーションキャプチャーを取り入れてみてはいかがでしょうか?
いずれMAYAで連携できるか試して見たいと思います。
それではKinectで夢のモーキャプライフを楽しんじゃってください!
★MMDの操作を覚えるには以下の本が良い感じです、モデルも付いてきますよ!
diceは一番左の1冊だけ持っています、操作はコレで十分だと思います。モデルが欲しい人は続編の2冊を買ってもいいと思いますよ。
★XBOX360セットの人はUSB電源供給するACアダプターは付いていないのでパソコンとつなげるには以下のACアダプターが必須です
★商業用も売ってるのは知らなかった、違いは知りませんが↓
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パーマリンクを変えてしまったおかげで表示されなくなってしまいました。
折角コメントいただいたのにスイマセンm(__)m
パーマリンク変更しても何とか表示できる方法を現在模索中です。