長年 iPod touchを使ってきたけど今頃になって iPhone に気持ちが揺らぐ dice(@dice_dDtea)です。
前回は「ケータイ × iPod touch × モバイルルーター」の方がスマホより勝っている部分を改めて考えてみました。
もし、スマホに乗り換えるのであれば・・・、
「ケータイ × iPod touch × モバイルルーター」をスマホに集約するわけです。
そこで今回は、スマホ が モバイルルーター の代替品になりうるか?ノマドクリエイター目線で考えてみたいと思います。
テザリングとは
モバイルルーター(WiMAX)はこんな感じ。
テザリングとは、スマートフォンをアクセスポイントとして用い、パソコンなどの情報端末をネットワークに接続する機能又はその手法。
よーは、スマホがモバイルルーターの替わりになってくれる機能です。
ちなみに綴りは tethering
tether 【v】ロープや鎖で繋ぐ、束縛する、拘束する
注意点
パスワードはしっかり設定し他人に教えないこと
パスワードを設定しないとか、デフォルトのまんまとかだと勝手に使われたり、下手すればハッキングされてしまいます。
申し込みが必要なキャリアもある
auとソフトバンクは要申し込み
テザリングのメリット
荷物が減る
ノートPC、モバイルルーター、iPod touch、ケータイ
という4点装備であれば、
↓
ノートPC、スマホ
と、2点だけになる。
契約数を一本化でき固定費を抑えることができるカモ
ケータイ、モバイルルーター
↓
スマホ
使い方次第で維持費が節約できる。
しかし、いっぱい使えばこれはデメリットとなる。
ノートPCでネットに繋いでガンガン使うノマドな人は確実に割高となりデメリットとなる(詳しくは後述)
場所によっては通信速度はモバイルルーターより速い
WiMAX2+ の現在の回線速度は220Mbps です。
それに対しスマホは
- 3Gで14Mbps程度
- 4GLTEで75~100Mbps程度
しかし、
キャリアアグリゲーションが使える機種で且つ場所ならで 375Mbps 速い!!
う~ん、なんかあんま惹かれるメリットが無いなぁ・・・。
テザリングのデメリット
通信速度はロスがあり期待するほど速いわけではない
スマホはルーターに100%全力投球するわけではありません。
スマホは携帯電話でもあり、ネットワークにつながるタブレット端末でもあります。
スマホネイティブの動作のためデータ通信は必要なわけです。
つまり、スマホの通信速度100%ルーター機能として使うわけではない。
スマホのバッテリー消耗が激しい
モバイルルーターの電池もそんな長くないんですが、使いっぷりはそれ並みだそうです。
そしてスマホは多機能がゆえに専用機であるモバイルルーターよりも短命になります。
携帯電話として音声通話の待ち受けとして電力を消費し、インターネットにもつながりプッシュ通知にも備えます、裏で動くアプリもありますし、音楽聴いていたらそれでも使います、Bluetoothなどの短距離無線通信も使っていたら・・・、などなど電力を消費する要因がいっぱいです。
そしてスマホは携帯電話です。緊急時を考えると短命では困るわけです。
そうなると、モバイルバッテリーが必携になります。
ノートPC、モバイルルーター、iPod touch、ケータイ
↓
ノートPC、スマホ
と思いきや・・・、
↓
ノートPC、スマホ、モバイルバッテリー
としないと厳しいでしょう。
なんか荷物も増えて「荷物が減る」メリットを感じれなくなりますね。
テザリング使用料をとるキャリアもある
注意点で「申し込みが必要なキャリアもある」と述べましたがこーいうキャリアは月額利用料とかふざけたサービス料を取り立ててくる場合があります。
これ意味わかんないですよね。
ドコモ | au | ソフトバンク | |
---|---|---|---|
申し込み | 不要 | 必要 | 必要 |
月額料金 | 無し | データ定額プランにより 無料/500円/1,000円 |
データ定額プランにより 500円/1,000円 |
調べてビックリ。
テザリングって通信会社の機能じゃなく「端末の機能」なんだからそもそも申し込みが必要とか意味不明だ。
金とんのか!
この中ではドコモだけがまともなんだね。
油断するとすぐに速度制限にかかることになる
スマホはスマホとして契約しているわけですから、当然スマホの普段使いを考えたデータパックを選んでいると思います。
しかしテザリングしてノートPCと繋ぐということは本来スマホとして使う分のデータ通信量をノートPCに分け与えないといけなくなります。
気にせずバンバンテザリングしてたらあっという間に速度制限に陥ってしまいます。
それが嫌ならデータパックをアップグレードすればいいんですが・・・、高いですよね?
思い出してください。100GBで3万近い維持費になることを・・・。
それならWiMAXのギガ放題でモバイルルーターの方が圧倒的に安上がりです。
ノートPC使いにおいて速度制限にかかる要因
出先でデータ納品
納品には様々な形があります、イマドキはデータだけなら郵送とかしませんよ。
- データをメールに添付したりして送付したり
- サーバにアップロードしてメールにはURLとユーザー名、パスワードを送付して相手にダウンロードさせる
IT系で働く人にとって データ納品 はよくある納品のカタチです。
それがね、ソースコードとか、ワープロ文章やエクセルファイルなどOffice系なら大したことはありません。大きくても図や表が入った企画書パワポファイル位でしょうか?
しかし、クリエイターが扱うファイルサイズはデカイ。
印刷用途の高解像度なファイル、映像クリエイターならなおさらだ!
昔、映像プロダクションで働いていた時はカンパケを編集室でテープにしてバイク便で送ったもんでしたが、最近はファイルサイズがでかくてもデータ納品が多いんじゃないでしょうか?
まぁ、流石にテラクラスだとHDDを郵送したり、わざわざ持参して手渡しになりますが・・・。
じゃその大きいファイルのデータ納品とかどうすんの?
数十ギガのレベルじゃなく数百ギガ、テラの世界だったら・・・。
家にわざわざ戻れば無問題だが出先で送らないといけない場合は?
こんな使い方するなら月のデータ通信量は一発で即死だ!
メールの添付ファイル
これもOffice系ならまぁ大したこと無いです。
しかしクリエイターが外注さんとやり取りする場合どうでしょうか?
レイヤーの多いPSDはかなりかさばります、印刷用途の高解像度ならなおさらです。
クラウドサービス
PCを起動して差分ファイルのやり取りをするクラウドサービス。
どの環境からアクセスしても同じデータにならなければクラウドとしての価値はありません。
そのため差分データのやり取りはします。
このクラウドサービスがなかなかのデータ食い虫でね。
あからさまにデッカイ動画ファイルや音声ファイル、PSDファイルは警戒するかもしれないけど、細かいジャブのようなものが続くと気づかない間にデータ量は蓄積します。
つまり、データ通信量に制限があるとビクビクしてオチオチ差分ファイルをやり取りしようという気になりません。
そうなるともはやクラウドの価値は無いですよね。意味無いです。
こーなるとクラウドサービスは使いづらいですね。
YouTubeに動画のアップロード
ユーチューバーの人ってどうしてるんだろ?
出先で動画ファイルをアップロードとか?
旅をしながら動画ブログとかさ。
ちなみに机上で皮算用w
フルHDサイズで地デジレベルの画質で大体15~18Mbps位
1分で110~140MB
5分番番組、2GBプランなら3~4本/月、8GBプランなら14~15本/月、20GBプランなら36本/月(1日1動画はいけそうだね)
(b=ビットとB=バイトの単位の違いに注意!)
音声や映像のライブ配信
USTやニコ生、YouTubeLive、ツイキャスなどなど
フルHDサイズで配信とかしなければと思いますがSDサイズにしたとしても1/6.75程度。
SDで1時間は、フルHD動画の約9分相当・・・。
まぁパケ死の匂いしかしないですね。
PCサイトの閲覧
スマホサイトよりPCサイトのほうがリッチだったり、画像が大きかったり、JSで動画が自動再生されたり・・・、スマホでは大丈夫だったサイトでもPCサイトのほうが消費が激しかったりします。
何かこれ、WEBクリエイター的には考えさせられますね。今後スマホサイト作る場合、パケ代安く抑えるような心配りが必要だと強く思ってきますね。
〆 結論
これはどう考えてもノマドならテザリングは不向きだね。
テザリングをモバイルルーターの代替品として過度な期待はしてはいけないね。
あくまで緊急時というか、もしものための手段位にしておいた方が良いでしょう。
ってかそういう人はテザリングなんか考えないっしょ?
二者択一なんてケチなこと言わず、スマホはスマホ、ノートPCにはモバイルルーターで契約するよ。ポッポ~♪
・・・。
通信費沼に藻掻く迷える子羊たちに幸多かれ\(^o^)/
それでは~
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パーマリンクを変えてしまったおかげで表示されなくなってしまいました。
折角コメントいただいたのにスイマセンm(__)m
パーマリンク変更しても何とか表示できる方法を現在模索中です。