PCソフトは何費?10万以上はのソフトウェアは無形固定資産です【複式簿記de青色申告】

デジタル系クリエイターはソフトウェアに日々お世話になっています。
とっても高価な3DCGソフトや、
なかなか高めの Adobe CS シリーズ、最近は料金体系が刷新され Adobe CC になったっけ
そしてAfeteEffects使いはクライアントの無茶なスケジューリングを乗り切るのに制作時間圧縮のためプラグイン導入は欠かせません、これもれっきとしたソフトウェアの一種、
WYSIWYGツールを嫌う硬派なWebデザイナーは秀丸というシェアウェアを愛しているでしょう。
金額の大小かかわらずソフトウェアという道具を使ってお金を稼いでいます。

さて、経理視点で考えます。
勘定科目に「ソフトウェア」というものがあるが、
こいつは漠然と全てのソフトウェアを指すものではないらしい・・・。

アンタ ソフトウェアって あの娘の何んなのさ!


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PCソフトの仕訳

勘定科目における「ソフトウェア」

勘定科目における「ソフトウェア」は
10万円以上のソフトウェアを指します。

「ソフトウェア」は固定資産の一種で、
「無形固定資産」にカテゴライズされます。

「ソフトウェア」の耐用年数は??

ソフトウエアの耐用年数については、その利用目的に応じて次のとおりです。
 
(1)「複写して販売するための原本」及び「研究開発用のもの」・・・・・・・・・3年
 
(2)「その他のもの」・・・・・・・・・・・・5年
出典: No.5461 ソフトウエアの取得価額と耐用年数|法人税|国税庁

普通、
・デザイナーがPhotoshopIllustrator
でデザインをする、だとか
・3DCGクリエイターがMAYAとかCinema4Dでモデリングをする、だとか
・編集マンやディレクターがAfterEffectsやPremiere、Final Cut Proをつかって編集する、だとか
・Webデザイナーが秀丸だとかDreamweaverとかでコーディングをする、
など、日々業務で使うのはその他です。

「複写して販売するための原本」はソフトウェアを販売してる業務の人だし、
「研究開発用のもの」はなんだ?これはなんだろ?
調べてみると「研究開発費」に当てはまればそれになるようです。
となるとiOSアプリ開発用のXcodeとか該当するのかな?でも10万円越えないけど・・・。
なので、普通は「その他」に該当するので5年かけて償却します。

10万円未満のソフトは「ソフトウェア」じゃない!

10万円未満のソフトウェアは経理では「ソフトウェア」と呼びません。
10万円未満であれば、たとえ、いかに凄くて便利であっても「消耗品費」です。

diceは十把一絡げ何でも「消耗品費」にカテゴライズするのを嫌い、
「消耗備品費」という科目を新たに作り、割り振ってます。

とはいえ、「消耗備品費」という勘定科目を新設するのは望ましく思わない人は実は多数いらっしゃいます。
違和感を感じる方は「消耗品費」がベターですね。

ついでに固定資産について少し掘り下げておきます。

固定資産は大きく分けて2種類

とりあえず取得価額が10万円以上の何かは皆資産です。

資産には「有形固定資産」「無形固定資産」があります。
呼んで字の如く、よーは手で触れるのが有形、触れないのが無形です。
「DVD-ROMは触れるじゃないか!」
それは違いますソフトウェアを格納する「筐」が触れるのであってプログラムは触れないですよね?

有形固定資産には

土地、建物、工具器具備品、機械装置、車両運搬具などがあります。

無形固定資産には

著作権、意匠権、特許権、実用新案権、商標権、営業権(のれん)などの権利や、ソフトウェアなどがあります。

上記2つに属さない投資その他の資産

長期前払費用、長期保有の株式や社債、長期貸付金などもあります。

ソフトウェア仕訳の実例

これはdiceが実際にやった例を紹介します。

Adobe Creative Suite 5.5 Production Premium を1月に購入

平成24年1月9日 に Adobe Creative Suite 5.5 Production Premium を 149,940円 で購入。
Production Premium の割りに安い理由は、
・年末年始セールをやっていたことと、
・AfterEffectsCS3 を既に持っていたので、
通常の新規購入と違い、安かった。しかし10万円越えているのでdice初の資産です!

購入日の伝票

journalslip_software1
こんな感じ。

耐用年数は5年なので
149,940 ÷ 5 = 29,988

初年度は月割りになります。
4月に買ったんであれば、4月から12月の9か月分なので
29,988÷ 12 × 9 = 22,491
青色申告決算書にある減価償却のところに分数を書くところがあるので、そこは 9/12 と書きます。

しかし、diceが買ったのは1月なので12ヶ月分丸々償却します。青色申告決算書には12/12

事業主借の理由はdice個人のクレジットカードで購入したためです。

期末に切る伝票

journalslip_software2
減価償却費は期末に発生します。
法人でなければ、
全ての個人事業主やフリーランスの期首は1月1日で期末は12月31日です。

10万円以上?20万円未満?30万円未満!?

10万円以上20万円未満のソフトウェアの場合

「一括償却資産」というものにに計上し、3分の1に相当する金額を3年間で償却する経費にできる。

よーは、
ソフトの値段が10万円以上20万円未満なら、
・5年で償却するか?
・3年で償却するか?
選べるってこと。

青色申告者の中小企業者等の特例の場合

10万円以上30万円未満のソフトウェアの場合
「青色申告者の中小企業者等の特例」というのがあって
ななんと、その年に一括で償却できる!

(上限は合計が300万円未満)
(但し平成18年4月1日から平成26年3月31日に限る)

個人事業主とかフリーランスなら特例に該当しますね。

まとめると、

10万未満のソフトウェア

・「消耗品費」で全額取得した年の経費に。

の一択のみ。

10万以上20万円未満のソフトウェア

・通常の減価償却で5年で償却するか?

・一括償却資産で3年で償却するか?

・青色申告者の中小企業者等の特例を使って一括償却するか?
 (但し平成18年4月1日から平成26年3月31日に取得したものに限る)

の三択から選べる。

20万以上30万円未満のソフトウェア

・通常の減価償却で5年で償却するか?

・青色申告者の中小企業者等の特例を使って一括償却するか?
 (但し平成18年4月1日から平成26年3月31日に取得したものに限る)

の二択から選べる。

30万円以上のソフトウェア

・通常の減価償却で5年で償却。

の一択のみ。

一括償却資産について詳しく掘り下げると長くなりそうなんで近日まとめて記事にします!

クリエイターがよく使うソフトはどっち?

クリエイターがよく使う「ソフトウェア」となるソフトとは?

いずれも無形固定資産になるものです。
但し、格安で10万円切って購入したらこのリストに入っていてもそれは「消耗品費」です!
・Adobe Creative Suite(ただし現行のCCからは10万円未満の月額費用となったので資産じゃないです)
Adobe After Effects CS6
Adobe Photoshop CS6 Extended
・Autodesk MAYA
Maxon CINEMA 4D (Primeは値引き価格で10割ってたら資産ではない)
・Autodesk Softimage
・Autodesk 3ds Max
NewTek LightWave 3D
Autodesk AutoCAD LT
・インフェルノ(システム込みで1億円越えます(--;)
など

クリエイターがよく使う「消耗品費」となるソフトとは?

Adobe Creative Cloud(料金体系が10万円未満の月額費用)
Adobe Illustrator CS6
QuarkXPress 10(もっと高いかと思ってた、10万円切ってるんだね)
Microsoft Office Home and Business 2013
・Trapcode Suite (AEプラグインもれっきとしたソフトだが10万未満なんで消耗品費)
Apple Final Cut Pro
Avid Pro Tools
Steinberg Cubase
ABLETON Live Suite
MOTU Digital Performer
IMAGE-LINE FL STUDIO
Yamaha Vocaloid3 (初音ミクV3)
など
DAWは全て「消耗品費」の枠内ですね。

PCソフトの仕訳についての要点

・10万円以上のソフトウェアは無形固定資産。
・勘定科目は「ソフトウェア」
・耐用年数は5年
(ただし、「複写して販売するための原本」及び「研究開発用のもの」は3年)

参考
★No.5461 ソフトウエアの取得価額と耐用年数|法人税|国税庁
http://www.nta.go.jp/taxanswer/hojin/5461.htm

★No.2100 減価償却のあらまし|所得税|国税庁
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2100.htm

うわっ…、私の青色申告、効率悪すぎ…?

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先日、間際にどたばたで確定申告を終えました。
そう、夏休みの宿題が如く(--;)
diceはまだ最近個人事業主(フリーランス)になったんでまだ規模は小さい。
会計ソフトは「まだいいかな?」と。
とはいえ、ボチボチ取引も増えてきてそろそろ手書き&手打ちも非効率かなと思ってきました。

会計ソフトって高いのかな?と思ってたんですが、
個人事業主向けのグレードならサクっと消耗品費で買えちゃう値段なんですね。

売上No.1業務ソフト「弥生シリーズ」を試してみないか

某新宿ヨドバシにて「やよいの青色申告」のデモを少々触ったんですが(弥生から来てる販売員のおっちゃんのご指導の下)、あまりの簡単さに感動しました!(というか弥生のおっちゃんの説明がわかりやすかった)

デザイナーさん、クリエイターさんは日々、大体Adobe製品ばっか使ってます。使いづらくイライラするオフィス系は敬遠しがち。客先に資料を提出する為、いたしかたなく触るが本音はイラレで企画書とか出したい!

しかし、
青色申告は計算した数字を国税庁の定型フォームに数字だけ吐き出すんで、デザインするわけじゃないからそんなストレスを感じる心配は無いですね。
そう、「計算機」と割り切ればいいのですから。

何より、
クリエイティブ業向けの勘定項目のプリセットとかあって好感が良かった。まぁ、クリエイターはプリセットに頼らずカスタマイズしたくなる性ですが、それも問題なくカスタマイズも出来ます!

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とはいえ、事業をスタートアップさせたばかりで、経理の知識がない人はこういう便利なものに頼らず一度、手動で手書きで複式簿記による青色申告で確定申告することを強くオススメします!(ちなみにdiceはそうしました) 簿記の知識は不要とかいうキャッチコピーもありそうですが、経理の本質を掴めてから会計ソフトを導入した方が操作を覚えるのも早いし、トラぶった時、即時に対応できるでしょう!

とりあえず、無料のお試し版を落とせるリンクは張りましたが、店頭で販売員の話を聞きながら触ったほうがわかりやすいと思うね。
あ、説明聞いて家に帰ってきてから落とせばいいのか。

diceが今回複式簿記で青色申告した参考文献

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