クレジットカードで決済した場合の仕訳【複式簿記de青色申告】

普段現金主義でも、
Amazonで資料となる書籍を買ったり、撮影機材を買ったり・・・、
今じゃ何でも売ってるAmazon。便利なんで使わない手は無いですな?

このように、ネット通販はほぼ確実にクレジットカードが必須
じゃ、仕訳で伝票にどう書けばいいのか?

経理的思考では、
クレジットカードって決済した時は現金は動きませんね?
その月使った分を翌月中頃に請求が来て翌月末引落し。
現金の移動は引落し日。
早くて翌月末。

クレジット決済では伝票上、現金とは違う手順を踏む必要があります。


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事業用に徹しているクレジットカードで決済した場合は未払金

個人ではなく、会社用のクレジットカード。

フリーランスならば、いくら個人名義のカードでも、
仕事用に徹し、プライベート使用していないもの。

そして、引落し口座が事業用に開設した口座であること。

この場合「未払金」という勘定科目を使います。

ノリは買掛金と同じです。
違いは
買掛金は販売目的で仕入れた物とか、外注費に使います。
未払金は上記以外の物の代金や使用料などに使います。

同じ未払金でも中には
・資産となるもの(10万円以上のもの)の代金を「未払金」
・資産にならない額の代金を「未払費用」
と科目を分けている方もいます。
(ぶっちゃけ税務署サイドから見れば資産になるか?否か?中身はどーでもいい!?)

脱線しましたが戻ります。
振替伝票を切るタイミングは2回です。

決済した日

借方科目はモチロン買ったものに依存しますので「○○費」
貸方科目「未払金」に。
摘要には「クレジットカード支払」と書いておきましょう。

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カード引落し日

借方科目「未払金」
貸方科目「普通預金(当座預金)
摘要には「○月分 ○○クレジットカード引落」と書いておきましょう。
クレジットカードによる買い物が1回でも複数回でもまとめて1つで記帳します。

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個人用のクレジットカードで決済した場合は事業主借

フリーランス、個人事業主・・・、この身分の時って日本社会はとても冷たく
カードを いともたやすくえげつなく 簡単に作らせてくれません。

大抵は会社を辞める前、組織に属しているうちにカードを作っておきます。
しかし会社を辞める前なんで個人事業主の屋号で銀行口座は事業届を出していないので作れませんよね?
当然引落しは個人口座なはずです。
まぁ、今思えば事業用に徹すれば個人名義で全然いいので、屋号で口座を開設する必要性は個人事業主には余りないことが最近わかりました。
となれば会社辞める前に事業用に使う口座とクレジットカードを個人名義で作っておいた方が良いね。

閑話休題、
diceは会社用のカードは作っていません。
今のところ個人用のカードで、
引き落とし口座はもちろんプライベート使用の個人口座。

この場合「事業主借」という勘定科目を使います。

コレに関しては、
振替伝票を切るタイミングは1回だけです。

決済した日

借方科目はモチロン買ったものに依存しますので「○○費」
貸方科目「事業主借」に。
摘要には「クレジットカード支払」と書いておきましょう。

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カード引落し日

カード引き落とし日に伝票を切る必要は全くありません・・・、
というか切ってはダメです!!

だって個人口座からの引き落としだから
動くのは個人のお金。
事業用の金ではないので増えようが減ろうが、
経理上、知ったこっちゃない!

とはいえ、会社のお金をカード引き落としのために個人口座へ移す場合は伝票を切る必要があります!

会社のお金を、カード引落しのため個人口座に入金した日

借方科目「事業主貸」
貸方科目「現金」又は「普通預金(当座預金)
摘要に「○月分 クレジットカード引落しの為」とか書いておきましょう。

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分割で買った場合はどうするの?

記帳の仕方は前述と基本的に同じです。

会社のカードの場合

購入日に購入金額「全額」「未払金」で仕訳。
年をまたいでも経費は全て購入した年の経費。
未払金だけ翌年に繰り越されるだけです。

利息は何年もまたがるならば「長期前払費用」そうじゃなければ「支払利息」という科目で仕訳。

個人カードの場合

分割だろうが一括だろうが一切関係ありません。
事業主借の処理1回で終わりです。

利息は個人が払うので、会社の金が動かないから記帳はしません。
会社のお金で返済するならば事業主貸でお金を持ち出せばいいだけです。

うわっ…、私の青色申告、効率悪すぎ…?

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先日、間際にどたばたで確定申告を終えました。
そう、夏休みの宿題が如く(--;)
diceはまだ最近個人事業主(フリーランス)になったんでまだ規模は小さい。
会計ソフトは「まだいいかな?」と。
とはいえ、ボチボチ取引も増えてきてそろそろ手書き&手打ちも非効率かなと思ってきました。

会計ソフトって高いのかな?と思ってたんですが、
個人事業主向けのグレードならサクっと消耗品費で買えちゃう値段なんですね。

売上No.1業務ソフト「弥生シリーズ」を試してみないか

某新宿ヨドバシにて「やよいの青色申告」のデモを少々触ったんですが(弥生から来てる販売員のおっちゃんのご指導の下)、あまりの簡単さに感動しました!(というか弥生のおっちゃんの説明がわかりやすかった)

デザイナーさん、クリエイターさんは日々、大体Adobe製品ばっか使ってます。使いづらくイライラするオフィス系は敬遠しがち。客先に資料を提出する為、いたしかたなく触るが本音はイラレで企画書とか出したい!

しかし、
青色申告は計算した数字を国税庁の定型フォームに数字だけ吐き出すんで、デザインするわけじゃないからそんなストレスを感じる心配は無いですね。
そう、「計算機」と割り切ればいいのですから。

何より、
クリエイティブ業向けの勘定項目のプリセットとかあって好感が良かった。まぁ、クリエイターはプリセットに頼らずカスタマイズしたくなる性ですが、それも問題なくカスタマイズも出来ます!

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とはいえ、事業をスタートアップさせたばかりで、経理の知識がない人はこういう便利なものに頼らず一度、手動で手書きで複式簿記による青色申告で確定申告することを強くオススメします!(ちなみにdiceはそうしました) 簿記の知識は不要とかいうキャッチコピーもありそうですが、経理の本質を掴めてから会計ソフトを導入した方が操作を覚えるのも早いし、トラぶった時、即時に対応できるでしょう!

とりあえず、無料のお試し版を落とせるリンクは張りましたが、店頭で販売員の話を聞きながら触ったほうがわかりやすいと思うね。
あ、説明聞いて家に帰ってきてから落とせばいいのか。

diceが今回複式簿記で青色申告した参考文献

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パーマリンクを変えてしまったおかげで表示されなくなってしまいました。
折角コメントいただいたのにスイマセンm(__)m
パーマリンク変更しても何とか表示できる方法を現在模索中です。