ドメイン取得や更新の仕訳・勘定科目、複数年一括で支払った場合はどうやるの?

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まいどっ!確定申告の季節ですね!いつも通り夏休みの宿題みたいな dice(@dice_dDtea)です(`・ω・´)キリッ

今回はウェブデザイナーやブロガー、アフィリエイターさんたちがお世話になるであろうと思われる仕訳についてです。
ドメイン取得、更新について仕訳っていきましょう!

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ドメイン取得の仕訳

レンタルサーバー料金やプロバイダー料金は「通信費」ですが、
ドメインは通信ってわけではなく「権利」ってな感じなので 通信費 とはしません。

期間は1年であれば 支払手数料 です。
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ドメイン更新の仕訳

ドメイン取得同様 支払手数料です。
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支払手数料は1年以内の話です。
複数年契約の場合はそーはしません。

複数年契約・更新で一括に費用を支払った場合

複数年契約でも支払いが12か月を超えないで毎月とか毎年ならいいんですが、
1年以上の期間、つまり複数年契約して一気に更新料を払ってしまおうって場合はどうするか?

例えば、
来年消費税上がるから今のうちに!
って感じで、3年分とか5年分、何なら10年分まとめて一気に更新して払ってしまおうって場合。

複数年でドメイン取得/更新した日に 長期前払費用 で計上し、
契約期間、毎期末(個人事業主・フリーランスは12月31日) 今期分だけ 長期前払費用償却 で仕分けます。
青色申告決算書の貸借対照表の資産の部に 長期前払費用 を加え記す。

ノリは減価償却となる資産と同じ。
償却期間は耐用年数ではなく契約期間です。

ドメイン複数年契約の仕訳の例

実はこのブログのドメイン 76bit.com は一昨年に3年分更新しました。
理由は .com の料金が 993円 から 1,382円 に値上げする前に!っていうわけです。
今回はこれを例としてみます。

ドメイン更新日に3年分 2,980円 一括で 長期前払費用 に計上します。
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そして期末、dice は個人事業主なんで12月31日に、
今期の分(1年分) 長期前払費用償却 で 1/3 を計上します。
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ちなみに割り切れない場合はどうするか?

今回 dice のケースも
2,980 ÷ 3 = 993.333333333333333333333333333333・・・・
と割り切れません。

なので、
・1年目は 993円
・2年目も 993円
・3年目は 994円
と償却していきます。

貸借対照表に長期前払費用を記す

青色申告決算書の4ページ目、
貸借対照表資産の部(左側)に 「長期前払費用」 の項目を手書きで加えます(「土地」の下に7つほどフリースペースがあります)
domainsiwake5こいつは1年目のケース。1回償却したケース
・期首では何もなかったので「0」
・期末は 2,980 – 993 = 1,987

複数年契約でも違うケースはある

ただし、複数年契約をしても料金の引き落としが毎月の場合は違います。(例えば Adobe CCとかね)

レンタルサーバーに含まってるオプション

別請求ではなくレンタルサーバー代に含まってる場合はレンタルサーバー代として扱い 通信費 で処理で無問題。

まとめ

・レンタルサーバーの費用は 通信費

・プロバイダー料金も 通信費
(借りる規模や会社の方針で 貸借料 と仕分ける企業もある)

・しかしドメイン取得は 支払手数料

・ドメイン更新も同じく 支払手数料

・ドメインもサーバーも複数年一括に支払った場合 長期前払費用 で計上し、
期末(個人事業主/フリーランスの場合は12月31日)に 長期前払費用償却

 

夏休みの宿題が如く駆け込みで追われて確定申告する泥縄式フリーランサーに幸多かれ\(^o^)/
それでは~


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パーマリンクを変えてしまったおかげで表示されなくなってしまいました。
折角コメントいただいたのにスイマセンm(__)m
パーマリンク変更しても何とか表示できる方法を現在模索中です。